ご縁をいただいて、楽天貸切公演 雪組「ベルサイユのばら」を観劇することができました。感謝!です。
宝塚歌劇の「ベルばら」を観るのは、2013年の雪組公演以来のこと。
私にとって、宝塚初観劇の1976年雪組ベルばらから数えて8回目のベルばらになりました。
観劇する度に強くなる、宝塚のベルばら(脚本・演出)に対する違和感。拒否感。
原作とは全く別物である「宝塚のベルばら」を、今回はどう感じるのか?観たいけど、観るのが怖いような自分でも不思議な気分だったのですが・・。
あの、前奏が始まり「御覧なさい」と聴こえたとたん、ワクワク・ドキドキ感で満たされるのはどうしてなんでしょうか
11年ぶりに観たベルばらは、まず舞台装置も衣装が超豪華!!ベルサイユの貴婦人たちのドレスの煌びやかなことには、(慣れているはずなのに)眩しいくらいでした。照明も映像も美しく効果的に使われて、大劇場ならではの壮大な舞台。
脚本は相変わらず、過去の上演作から切り貼りしたものでしたが、今まで感じた整合性に欠けるセリフや設定が可能な限り修正されて、随分と観やすくなっていると感じました。
とは言え、気恥ずかしくなる場面も、原作とはまるで異なる人格・設定の登場人物も、気持ち悪いセリフも、色々とそのまま残っていました。
あれ以上は触れないのかな・・。
なんであんなにカーテン前の説明のためのセリフが多いのか?お芝居を観ているはずなのに、「芝居」を感じないのです。
・・・と、文句言いつつ再演される度に観に行ってしまい、「バスティーユ」「牢獄」のシーンを観ると、感動してしまうのも確かなんですけどね。
彩風 咲奈さんが、美しく立派でビジュアルも気品も申し分ないフェルゼン伯爵でした。
内容的に「なんか、変?」と感じるセリフを、魅力的に演じるには相当なチカラが必要なんだろうと思います。それは、他の出演者の皆さんもそうなんだろうなと。
宝塚歌劇の生徒さん達は、凄いなと改めて感じました。
フィナーレのショーがとっても良かったです。
彩風 咲奈さんがずっとステージにいて、トップスターの退団公演に相応しい見応えのある、華やかさでした。
このフィナーレを見るために、配信も見る予定です。
ただ、これだけはどうしても言いたいのです。
池田理代子さん作「ベルサイユのばら」を未読の方は、
原作をぜひ読んでください!!
ロビーにお買い物パンダがいました。とっても可愛いですよね!
キュートなお買い物パンダに会えて嬉しかったです。