【認知症について】 | 私の感じるArtな世界を動画やブログを通して言葉でお伝えしています。

私の感じるArtな世界を動画やブログを通して言葉でお伝えしています。

Artと一括りにしてもそれは人それぞれ感性が違います。
私が感じる音楽、ものづくり、美術、景色、食、環境…と、多岐に渡ります。
もちろん形のない目に見ることのできない言葉についてもお話しいたします。

昨日は午後から認知症について
特別健康セミナーに行ってきました!



それでなくても遅れているのに車を停められず
さらに輪をかけて遅れてしまいました💦


母と照らし合わせ私ができていないことも
再確認しました。


万が一の時に診ていただける先生を知る
きっかけをいただき、今後の自分のために
必要なことも解りました。



お声かけくださった長尾 真由美さん
ありがとうございます♪


第一部最後に朗読くださった詩を
こちらに載せさせていただきます
以下ご覧ください

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角川書店出版 『手紙〜親愛なる子供たちへ』

手紙~親愛なる子供たちへ~


年老いた私が、ある日 
今までの私と違っていたとしても
どうかそのままの私のことを
理解して欲しい



私が服の上に食べ物をこぼしても
靴紐を結び忘れても
あなたに色んなことを教えたように
見守って欲しい



あなたと話すとき
同じ話を何度も何度も繰り返しても
その結末を
どうかさえぎらずにうなずいて欲しい



あなたにせがまれて
繰り返し読んだ絵本の あたたかな結末は
いつも同じで
私の心を平和にしてくれた



悲しい事ではないんだ
消え去ってゆくように見える私の心へと
励ましのまなざしを向けて欲しい



楽しいひと時に
私が思わず下着を濡らしてしまったり
お風呂に入るのを嫌がる時には
思い出して欲しい


あなたを追い回し
何度も着替えさせたり
様々な理由をつけて
嫌がるあなたとお風呂に入った
懐かしい日のことを



悲しい事ではないんだ
旅立ちの前の準備をしている私に
祝福の祈りを捧げて欲しい



いずれ歯も弱まり
飲み込む事さえ出来なくなるかも知れない
足も衰えて立ち上がる事すら出来なくなったら


あなたが
か弱い足で立ち上がろうと
私に助けを求めたように

よろめく私に
どうかあなたの手を握らせて欲しい



私の姿を見て悲しんだり
自分が無力だと思わないで欲しい


あなたを抱きしめる力がないのを
知るのはつらい事だけど
私を理解して支えてくれる 心だけを
持っていて欲しい



きっとそれだけで
それだけで
私には勇気がわいてくるのです。



あなたの人生の始まりに
私がしっかり付き添ったように
私の人生の終わりに
少しだけ付き添って欲しい



あなたが生まれてくれたことで
私が受けた多くの喜びと
あなたに対する変わらぬ愛を持って
笑顔で答えたい



私の子供たちへ

愛する子供たちへ

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