学校勤務は
週2日に減ったが、
水、土、日には
自宅でのカウンセリングや
ギターレッスンがあり、
厳密には完全オフ日は
火、木の“週休2日”である。

三年前までは、
月~金に5校勤務し、
土、日は自宅での仕事だったので、
“週休0日”だったのだ。

ならば、
還暦を過ぎた今、
このくらいの仕事量が
適量なのだろう。

年金がまだ
支給されない年齢なので、
どうしても働かなくてはならないが、
加齢とともに体調不良が多くなり、
休養、養生が要るようになってきた。

頭では解っているつもりだが、
まだ何処かで“自分の老い”に
抗う部分があるのかもしれない。





カミさんからの
お下がりだったノートパソコンが
立ち上がらなくなったので、
コープにある廃棄ボックスに
捨ててきた。

先日、
パソコンに明るい親友のTが
わざわざ来てくれたが、
彼の手にも負えないようだったので、
もはや“ただの箱”になってしまった。

そういや、
ハード屋とソフト屋の
互いの悪口に
「ソフトなければ、ただの箱」
「ハードなければ、ただの紙」
というのがあった。



踏み切りで
通せんぼを喰らうと、
待ち時間をストレスとしないために、
にわか“撮りテツ”になって、
やってくる列車の瞬間を撮ってやろうと
待ち構えている。

子どもの頃、
HOゲージやNゲージに
ハマッていたので、
鉄道模型オタではあった。

JRになってからは
車両がモダンになってしまい
なんだかツマラナイが、
国鉄時代の「ED75」とか
「キハ58」が好きだった。





ツタヤが近所にあるので
ほぼ毎日のように
散歩のついでや
仕事帰りに寄っている。

古書の100円コミックで
未読の「初巻」を
パラパラっと見て、
面白そうと思うものを
試しに買って来る。

マンガ歴50年以上なので、
だいたいはアタリが多いが、
ときたまハズレを引くこともある。

調律師の物語
『ピアノのムシ』も
そうして見つけた作品で、
最近、やっと完結した。

凄腕の毒舌男と
可愛い女の子という
ありがちの設定だが、
ピアノの構造をめぐる
薀蓄が面白かった。

自分でも2台のピアノの
調律をやっているので、
勉強になることも多かった。

きのうは、
レンタルのベストセラー棚から
最近増えつつある
シルクロード物の初巻を
借りて読んでみた。

巻末に
2009年初刷/2014年15刷
とあり驚いた。

多くに支持されてきた
ロングセラーのようである。

アマゾンでも
レヴュー評価が高かった。

物語は、
美貌の娘(20歳)が
12歳の少年に
嫁いでくる処から始まる。

衣装や背景が
緻密に丁寧に描かれており、
キャラや物語展開は
動的/静的のバランスがよく
抑制が効いていて
秀逸であった。

「悠久の大地に生きる
キャラクターたちの物語!」
とのコピーだが、
<全国書店員お奨めコミック2010/2位>
<マンガ大賞2014/大賞>
<フランス国際漫画祭2012/受賞>
など評価が高い。

「乙嫁」とは
「美しいお嫁さん」
という造語のようである。

すでに
11巻まで出ているようで、
これから続きを
じっくりと楽しみたい。






20年来、
我が家の食卓の壁に
下手な書で
「少肉多菜
 少塩多酢」
という色紙が
飾られている。

これは
私淑する師の
碧水先生の歌集『土』に
あった歌からとった
「養生訓」である。

昨年、
眼底出血をして、
手術こそ免れたが、
今もってひどい飛蚊症で
視野が遮られているので、
この養生訓を守るべく
つとめて酢を
食事に摂るようにしている。

最近、コープで
『臨醐山(りんこさん)』
という黒酢を見つけて、
これがなかなかの美味で
料理にもソーダ割りにも
毎日のように使っている。

これを用いた
黒酢酢豚は絶品に仕上がった。

メーカーの内堀醸造の
サイトによれば・・・

自然な米の甘みと食欲を刺激する豊かな香り

~美濃の国 八百津で造られた黒酢~

●臨醐山は、岐阜県八百津の代表的な山。

●伝承の技により、米の甘みを生かして醸造した。

●酸味が柔らかく使いやすい。

●炒め物、焼き魚にふりかけると、柔らかな酸味と旨みを楽しめる。

●そのまま飲んでも、まろやか。
 黒酢1:水3に蜂蜜を加えると一層美味しい。


自分の口に合った物、
好きな食べ物を
「合い薬」といって、
これほど心身に良いものはないという。