五日連続の
猛暑日である。

きのうは
38.1℃に達したものの
全国では京都に次いで
2位である。

思わず、
去年リサイタルで協演してくれた
京都の教え子の顔が浮かんだ。

「お~い。イマダケちゃん。
 焦げパンになってへんか~!?」

(хдх;) アチッ…  




夏休みに入ったので、
スーパーの開く9時半に
散歩兼買い物に出ている。

それでも、
国道沿いは33℃にも
達している。

9時でこれなら、
真昼間は、どーなんの!?
と考えるだに
オトロシー。

(; ・`д・´)…ゴクリ

重いリュックを背負いながら、
帰り道には
日陰から日陰へと
まるで島伝いに
渡っているかのようであった。

わずか半時ほどの
外出にもかかわらず、
帰宅するとポロシャツが
汗でグッショリであった。

なにせ
尋常な暑さではない。

まさしく
「キラー・サマー」
である。





散歩途中にある
近所のエクステリア展示場の
人工水庭には
ホッとする。

ついつい
手を伸ばして
水に触りたくなる。

冬場は寒々とした
水風景なのであるが。





きのうは
ソータの順位戦だった。

相手の森下九段は
ソータが奨励会戦で
四段昇段を果たして
プロ入りした日に、
会館の事務室で
駆け寄ってきて
「おめでとう」
と真っ先に祝福した理事である。

52才の森下さんにしてみれば
おとつい16才になったばかりの
ソータはまさに息子世代であろう。

弟子でもないのに
ソータの才能を早くから高く評価し、
いつまでも三段リーグにいてはいけない、
と励ましたとも聞く。

昼食のメニューを渡されて
ふたりで眺めているときは、
まるで親子か師弟のようにも見えた。

なので、
昨日の一戦もいわば
恩返しであった。

13時間半闘って、
ほぼ互角の均衡を保っていたが、
終盤でソータの妙手が出て、
九段の劣勢となった。

感想戦では
高1の少年相手にも
きちんと敬語で話す森下さんは
やはり棋界随一の人格者だなぁ…と、
さらに好感を持った。