県北地区の
SC(スクールカウンセラー)の
研修会に出張参加してきた。

中町ビルというのを
去年の中町会館と勘違いして
遅刻すると思って焦ったが、
1時に到着すると
なんと1時半開始で、
二重に勘違いしていた。

アルツってきたのか、
老人力がついてきたのか(笑)。

(хдх;) ナサケナ~





今年も福大のA先生の
レクチャーだったが、
関西弁の早口で
滑舌が今ひとつだったので、
聞きにくくて、
いささか集中力に欠けた。

班別検討会では、
久しぶりにY先生と同席し
笑いを交えて楽しくできた。

北工の後任の先生から
わざわざご挨拶を頂き、
偶然にカミさんのY中も
兼務しているというので、
なんだか不思議な縁を感じた。

K中前任の福大のS先生とも
しばし歓談の機会を得たが、
奥様がK高のコーディネーターだった。

なんだかそれも
不思議な縁である。

***

休憩時間に
ボンヤリしていたら、
ふいに劣等感が湧いてきて、
関西弁の内言で
「オレなんか、あったまワリーし、
なんの努力も、してけーへんかったから、
今日のような現状になってんなぁ・・・」
と、後悔のような
情けない気持ちで
やりきれなかった。

体調悪くて
プチうつ気味なのか、
リサイタルを終えての
ポスト・フェステム・シンドローム
(祭りの後の空疎感と荷卸し鬱)
なのか、自己嫌悪感に
さいなまれている。

師匠世代の
老賢者的存在に
カウンセリングを
受けたい気分である。




日中は、24℃だったので、
そろそろ、夏物の靴下を出して
冬物を引っ込めた。

やろうやろう
と思っていたが、
いつの間にか六月に
なっていた。





カミさんが
山形から紅秀峰を
買ってきたので、
青いガラス鉢に盛って
味わってみた。

サトウニシキは
これの三倍もしたので
とても買えなかったという。

けっこう酸味の強い
サクランボである。

***

むかし、通勤車中で
山本学の朗読でよく聞いた
太宰の『桜桃』の
一節を思い出した。

 桜桃が出た。
 私の家では、子供たちに、ぜいたくなものを食べさせない。
 子供たちは、桜桃など、見た事も無いかもしれない。
 食べさせたら、よろこぶだろう。
 父が持って帰ったら、よろこぶだろう。
 蔓を糸でつないで、首にかけると、桜桃は、珊瑚の首飾りのように見えるだろう。
 しかし、父は、大皿に盛られた桜桃を、極めてまずそうに食べては種を吐き、食べては種を吐き、食べては種を吐き、そうして心の中で虚勢みたいに呟く言葉は、子供よりも親が大事。