旧くからのギター仲間Iさんが
新しい楽器が出来上がったので、
わざわざ見せに来られた。

去年、旧いギターを
ヤフオクに代理出品して
資金作りのお手伝いをさせて頂き
その手数料ではコンサート用の
ビデオ・カメラを購入した。



古楽器製作もされている
田中清人さんの作品で、
モダンと19世紀の中間タイプの
モデルということで、
試奏させて頂いたら、
たいへん弾きやすく、
しかも音量豊で
繊細さも兼ね備えた
見事な楽器だった。

永らく医大にお勤めのIさんには
去年のリサイタルでは、
ずいぶんと広報して頂き、
引き続き今年もお世話になる。




この冬休みの
プチ・マイブームになった
アーミー+メイデン・フィギュアだが、
永らく飾ってあった英軍のボーファイターを
ジャーマン・グレイにリペイントして、
独軍のデカールを貼って
女の子ふたりを搭乗させてみた。

“萌え”こそしないが、
けっこうワクワク感が生じたので
“プチ萌え”したのかもしれない。

なんともミスマッチだが、
そこに“オモロサ”を見出すとは、
やっぱり日本のオタクは
目の付け所が
違うのかもしれない。


機関銃をよりメタリックに見せるには、
シルバー・マーカーを
筆先につけてティッシュで
一度ふき取ってから
軽く黒塗りの上からこすってやる。

すると、
金属らしき質感が出る。

二頭身のロリ・パイロットには
ヘッド・レシーバーを
手造りでつけてみた。

二刀流ピンセットによる
細かい作業だが、どうにか
老眼鏡を用いずに作業できた。



三頭身のオネーチャンには
ライフルを持たせたり、
腰周りにズラリと弾薬やら、
猛毒マスクやら、水筒やら、
双眼鏡やら、もろもろ身に付けさせ、
スカートにはドクロマークを貼った。

たしかに、
既製品のドイツ兵を
仕上げるのとは違った
オリジナル・フィギュアを
創り上げている、という面白味の
プチ・ワクワク感があったのは
否めない。

***

「リサイタルまで
 あと3ヶ月ですね」
と、Iさんに言われて、
ドキリとした。

まだ先のことだと思っていたのに、
もうそれしかないのである。

なのに、フィギュア造りなぞに
現(うつつ)を抜かしてるワタシって・・・と、
“チビまるこちゃん”みたいに
サッと顔の横に影線が下りるようだった。

(´д`|||)