お正月の暇に任せて
近所の万世堂を
ブラウジングしていたら、
戦闘機をコスチューム化した
奇妙なフィギュアに目を引かれ、
帰宅後、さっそくググッてみた。

そしたら、
戦闘機を擬人化したアニメがあって、
飛行脚を持つ魔女(ウィッチ)の
『ストライク・ウィッチーズ』
というのだそうだ。

そのフィギュアもあったので
じっくりと観察して、
(なんじゃ、こりゃ…)
と、呆れもしてきた。

「ガルパン」(ガールズ・パンツァー)
というのもオタク間では
ブレイクしたが、その時も
(アホかいなッ!)
と、思った。



軍艦+少女萌え、
戦車+少女萌え、
戦闘機+少女萌え・・・と、
いずれも「マニアック」が
一段シフトアップした
「変態チック」な心理である。

Eテレの『戦後サブカル史』を
正続篇ともに面白く視たが、
さすがにこの“ミリ萌え”までは
踏み込んでいず、
海外にまで伝播したとは
言っていなかった。

本来、か弱き少女が
ノスタルジックなアーミー・アイテムを
ガンプラチックなアーマースーツの如く
装甲して悪と闘うというのは、
ある意味、女性のアグレッション(攻撃性)の
アクト・アウト(無意識の行動化)を
ダメンズ的オタが深層心理で
希求している顕われなのかもしれない。

そういえば、JKでやたらに
「艦コレ」に詳しい子の
カウンセリングをしたことがあるが、
無意識下にある未熟な攻撃性を
周囲に投影して自らは社会恐怖を抱き、
対人関係が築けず、反動形成で
ささいな刺激語に爆発し
アウト・オブ・コントロールに陥る
病理性があった。



幼少から筋金入りの
正統派? アミオタとして、
変態チックな“アミ萌え”心理を
体験・分析してみようと、
安価な戦闘機と
3体500円の少女フィギュアを
買ってきた。

造語・命名してナンボの
サブカル界なので、
ドイオタ(ドイツ軍数寄)ゆえ
『メートヒェン・ルフトバッフェ』
(Mädchen Luftwaffe 早乙女空軍)
としてみた。

手元にある1/35の英軍の
ボーファイターも
これから塗装し直して
ドイツ軍のデカールを貼って
搭乗員を少女と換えてみるつもりである。

完成のあかつきには、
ヤフオクに出品して
注目度を「ウオッチリスト」カウンターで
測ってみたい。

かつて、
「なんでもドイツ軍」として
拵えた想像上の装甲車両が
全部ヤフオクで落札されたことがあるので、
今度も落札の公算はある。



子ども部屋のクローゼットに
仕舞ってあった
ドイツ軍に改造したラジコン戦車にも
メイデン・フィギュアをコラボさせてみた。

命名するならば、
さしづめ
『メートヒェン・パンツァーディヴィジョン』
(Mädchen Panzer-Division 早乙女機甲師団)
とでもなろうか。

でも、
ちっとも“萌え”ないのは
ノーマルだから
なのだろうか。