昨日は、K高で
毎年、恒例の1年生の
「ストレス・マネジメント」の
特別授業をやった。

直前に、常連1年生女子の
カウンセリングをやったので、
サクラをお願いして、
「こういう質問をするから、
こういう風に答えて」
とカードを渡した。

半分、ゲーム気分であるが、
生徒も喜んで乗ってくれた。

「仕込み」がバレたらバレたで、
それもまたギャグにしようと思ったが、
二人してうまいこと演じて
誰にも気付かれなかった。

教員時代の研究授業(公開)でも
よく仕込みをやったが、
生徒たちが口々に
「先生。まかしといて。
 だいじょぶ。ちゃんとやるから」
だって(笑)。



1年生は入学後、
全員、ショート・カウンセリングをやったので、
それぞれと談笑ずみだから、
気軽に話しができて、
笑いも取れた。

そしたら、
授業の最中に
物凄い地鳴りが起こり、
それは3.11以後、
聞いたこともないほどのもので、
全員が恐怖に包まれ、
さぞかし、またもや超巨大地震に襲われ
死ぬかもしれない・・・と、覚悟したが、
揺れはさほどでもなく収まった。

3.11来、数千回の余震を経験しているから、
すぐさま「震度4強」だと推定できた。

先生方が後でスマホを見たら
やはり、4だったという。

教室の生徒たちは、
全員、机の下に身を隠したらしいが、
会議室での机なし授業だったので、
全員、怯えるばかりで
揺れの収まるのを待つしかなかった。

それでも、誰ひとりパニクることもなく
席を立たなかったので、
沈静化してから、それを褒めた。

とんだハプニングであったが、
さすがに、被災地の子どもたちで
余震には馴れっこになっているのだろうが、
それにしても、かつて聞いたことのないような
凄まじい地鳴りは、あの3.11の恐怖感を
久々に喚起させてくれた。



帰宅すると、
我が家の震度モニターである
「コロリン坊や」が
きっちりコロリンしていた。

これは、震度4を越すと
キッチリ倒れるということが
3.11以後の数千回の余震で
確認されている。

3.11直後、数度の震度5や4で落下し、
無残にもバラバラになったものを
何度も接着し直したもので、
ヒビだらけである。

二十数年前、
教員時代、最後のクラスで
中国へ修学旅行の引率をしたとき、
上海ウェスティンホテルの部屋にあった、
お土産用の土人形である。

爾来、ずっと
我が寝室に飾られている。



メディバンという漫画製作ソフトで
ヴァーチャル漫画を描いていたが、
やっぱりマウスでは微妙なタッチが
描けないので、画用紙に描くのに
0.3ミリ、0.4ミリ、0.5ミリという
極細ミリペンから極太マーカーまで
ひと通り揃えてみた。

近所のオフィス8には
マンガ文房具コーナーがあって、
万年筆タイプのGペンもあったので
購入してみた。



先日、生徒予約がなくて
ヒマが出来た日に、
A4の心理テスト用白紙に
今、取り組んでいる
『てんぷら大将』の
続きをミリペンで描いていた。

数多あるグルメ漫画で
天麩羅物は見当たらないので、
テーマに選んでみた。

ウマ下手タッチで
オチなしの脱ドラマの
習作である。

豚っ鼻のコーちゃんと
幼馴染のゼンちゃんとの
非生産的やりとりを描いていたら、
好きな作家の「前川つかさ」風の
タッチになっていて驚いた。

前川つかさは、
三春町の出身で、
安高から中央大に入っており、
一年先輩には芥川賞作家の玄侑宗久がいる。