仕事が始まって忙しくなったが、
通勤の車中でライヴのCDを聴いたり、
花束やプレゼントを下さった方々へ
礼状を書いたり、教育委員会への
実施報告書を書いたりと、
まだ、何かとリサイタルの
事後仕事も併行してやっている。

ギター合奏団の最長老のTさんに、
編曲した『見上げてごらん夜の星を』の楽譜を
渡して頂けるよう破門前に先生に託していたが、
昨晩、お礼の電話があって、
今朝も電話で、何とか侘びを入れて
和解してほしいと懇願されたが、
「仲裁は時の氏神」とは言うが、
こちらも独立路線を決意したので
丁寧にお詫びとお礼を申し、
ご理解いただいた。

気になるのは、
パンフで予告した
今年の演奏活動予定を見て
6月・12月にも駆けつける、
と書いて下さった方々を
裏切るようなかたちになることだ。

申し訳ないという気持ちで一杯だが、
叔母が言うには、
「その時に不参加のわけが解れば、
分ってくれるから」
とのことだった。



10月のコスキンの舞台直前までは、
しばし野外練習場に通うことはないが、
毎日、学校の空き時間に
新曲のプログラムに取り組んでいる。

アンケートの励ましにもあった、
「生涯ギタリスト」として
人々の癒しのため、
福島のため、
そして、自分のため、
孤高の路を歩むつもりでいる。

まるで、『若者たち』の歌詞のようだ。

♪君の行く道は
 果てしなく遠い
 だのに何故
 歯を食いしばり
 君は行くのか
 そんなにしてまで♪




先日、驚いたのは
ギター仲間で視覚障害の方が
聴きに来て下さって、
終演後にご挨拶したが、
開口一番
「サバレスでしょ」
と言われて、図星だったので
その耳の鋭さに舌を巻いた。

それは、フランス製の
高音の1-3弦が巻き弦という
特殊なものなので、
知る人ぞ知るという
マニアックな弦なのだが、
耳のみで当てられたのだから
驚いた。

コンサートで用いた
3本のギターは、それぞれ違う弦を
用いて音色を変えたので、
その意趣を一人にはきちんと伝わったので
望外の喜びでもあった。





今回、長らく売れ残っていた
自作のギタリーノも1曲だけ
ご披露しようかと考えていたが、
直前にヤフオクで落札され、
それはそれでホール代になってくれたので、
助かった。