昨日は、3時間の
リハーサルを
全曲通しのゲネプロをやってきた。

合奏や二重奏では
なんども立った舞台だが、
さすがに独奏となると
真正面なので圧巻の眺めである。




舞台にひとつ、
独奏者の椅子がぽつんとあると
いかにも心細い感じがする。

この大舞台で
2時間ひとり舞台を務めるのだから、
「今、福島でこれが出来るのは
自分しかいないんだ」
という矜持を持つことにした。

偉そうかもしれないが、
事実そうであろうし、
そういう傲慢さが「破門」にも
繋がったのかもしれないが、
「英雄は身を切っても
やるべきことはやる」
ということを実践している
通過儀式なのであろう。

何も始まらず何も終わらない、
という人生では
個性化の過程や自己実現は
なし得ない。

いつか、振り返って、
あの時、よくやったよなぁ…と、
自分を褒めてやれるように、
今、ここで意識を集中して
持てる全エネルギーを
ギターと音楽に傾けたいと思う。

明日は、炎のような演奏をしてやろう。

聴衆の心を鷲づかみにするような
気迫でぶつろかう。







リハの帰り道、
毎年、恒例の信夫山へ
ひとり花見に出かけた。

神社でリサイタル成功を祈願し、
露店や花見茶屋をひやかして歩き、
軽食でお昼とした。