時々、家の網戸に
いろんなムシが
たかっていることがある。

内側からポンと指で
弾くと、ラケットの原理で
面白いほど遠くに飛ぶので、
子どもみたいに遊んでいる。

最近は、やたらと
カマキリを見つけることが多い。

「蟷螂の斧」という
難しい漢字が頭には浮かぶのだが、
なにせ正確には変換されない。






磐越道のパーキング・エリアに
桃の木があって、梅のような
小さな実を稔らせていた。

我が家の桃は
二三度なったきりで
最近ではちっとも実がつかないので、
ほったらかしの樹に
ざくざく実がなっているのが
恨めしい。

剪定して間引きすれば
大きなものに出来るのに、
と人事ながら思ったりもした。

地面に大きなオニヤンマの
屍骸があったので、
作為的だが、桃にたからせてみた。