78年の薬師丸ひろ子のデヴュー作で
当時流行った角川映画である。

14歳のあどけなさが可愛い。

その彼女も今や48歳となり、
『オールウェイズ』では
母親役を演じている。

自衛隊特殊部隊の
狂気を描いた異色作で
スプラッターのシーンは
かなりエグイ。




『テルマエロマエ』などで
いま旬の阿部寛主演の
ミステリーである。

「麒麟の翼」って何だろう、
と思わせて、その場所や
意味づけが段々と明かされていく。

途中、犯人を推理して楽しんだが
けっきょくは分らずじまいだった。

ガッキーといわれる
新垣結衣という女優を覚えた。




ダイティン・ホフマンの
『クレイマー、クレイマー』のような
設定だが、子どもの愛らしい活躍が
微笑ましかった。

オチが最初に分ってしまう
倒叙形式ミステリーのようでもあるが、
予定調和どおりになっても
余韻があった。

93年の作品なので、
98年の『プライベート・ライアン』での
ミラー大尉が印象深かった
トム・ハンクスが若々しい。

彼の作品はけっこう見てきた。

『フォレスト・ガンプ』94
『アポロ13』95
『ユー・ガット・メール』98
『グリーンマイル』99
『ロード・トゥ・パーディション』02
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』02
『ダ・ヴィンチ・コード』06




劇場で予告は見たことがあるが、
邦画のテロものなので、
たいしたことはなかろうと
観るまでもなかった。

まあまあの展開だったが、
途中、それはないだろう、という
リアリティを欠くシーンがいくつかあり
鼻白む思いがした。

例えば、ダムの配水管の中で
真冬の水に何分も水没して
外に出るなんて、
低体温症を無視していて
「んなはず、なかんべー」
とツッコミを入れたくなるし、
銃を持ってるのに、わざわざ
殴り合いの格闘する必要なんかなかんべー
・・・と、現実的じゃないのにイラッとした。

このあたりがB級特有の
映画ご都合主義で
作り物っぽさを抱かせる。

やはり、映画もドラマも
ウソをホントのように描いてこそ、
手に汗して観れるのである。