ティオパパにたくさんのメッセージを頂きまして、ありがとうございます。

合わせて、主までお気遣いくださり誠にありがとうございます。

マンチカンズは、ティオパパの子猫時代から、YouTubeやニコニコ動画を介して、マンチカンズ一家の可愛いさを共有したく、動画を投稿しています。グレおじさん、ゆき姐さん、ティオパパと出会い、可愛い姿を撮影し、投稿するうちに少しづつ動画の制作ができるようになっていきました。そしてそこから、現在の仕事にもつながっています。

表現手法は、言葉、音楽、絵やイラスト、ダンスなどたくさんありますが、主が現在一番素直に表現できる方法は、動画を作ること。そして、今まで撮影した、たくさんの思い出深い動画が多く残っていることは、とても幸せなことであると思います。

 

なんだか少し気持ちの整理をしたく、ティオの闘病を振り返ってみました。

(これまでのブログと重複する部分があるかと思います。)

 

まんまるシルエットの若かりしティオパパ

 

ティオの異変に気づいたのは、8月の20日頃、うるる君が空へとのぼる少し前でした。

鼻水が出ていて「風邪かな?少し気を付けて様子を見ておこう」と思いました。

左鼻から鼻水

 

そして8月26日にうるる君が突然、お空へと旅立って、そのことがきっかけとなり、「鼻水を軽く考えていては良くない、病院で診てもらおう」と思い、受診しました。

診察の結果は、風邪の他の症状がなく、なぜか片側の鼻からのみ鼻水が出ている状態。口の中を診てもらったところ、鼻水の出ている側の犬歯の先に欠けがありました。そこから炎症を起こして、近い側の鼻から鼻水が出ているのかもしれないとのこと。

ひとまず抗生剤で様子を見ることに。

抗生剤が効いたようで、鼻水はまもなく止まり、ホッとしたところ、今度はお腹側の首から下、しっぽまで、びっしょり濡れているのを発見。おしっこ臭はしなかったので、「お水を飲む時に濡れたのか?」と、シャンプーして乾かして、様子を見ていると、お口が痛いのかカリカリが食べられない様子、そして、よだれがポタポタ垂れるほど出ていたので、もう一度病院で診てもらうことにしました。

診察してもらい、口内炎、歯肉炎、歯周病の可能性もあるので、ステロイドが有効とのこと。ステロイドが使える健康状態かどうかを確かめるために血液検査をしてもらい、結果は腎臓、肝臓、心臓全て良好で、12歳としてはとても良い状態だと。

2週間ほど効果の続くステロイドと、抗生剤の注射をしてもらい、痛み止めのお薬をもらって帰宅しました。

次の通院は注射の効果の切れる2週間後。

注射や痛み止めが効いたようで、その日の夜にはカリカリを食べることができて、一安心。

その時は、歯周病でステロイドで改善されなければ、抜歯しなければいけないのか…と全身麻酔や、抜歯の心配をしていました。9月の初めの頃です。

ご飯は、カリカリより、ウエットの柔らかめのもの、スープ的なものを好んで、量はしっかり食べていて、このまま少しづつ改善されていくのかな?と思っていました。

よだれがおさまって一安心


しばらくすると、よだれの量が再び増量。よだれを気にして毛繕いを頻繁にするのと、よだれで毛が固まってしまうことで、よく舐める部分の毛が抜けるようになってしまいました。

 

よだれで濡れるのを防ぐためにお洋服を着せました

 

そして次の通院日。4.3kgだった体重が3.9kgに減っていました。よだれは相変わらず多く出ていて、ご飯はちゅーるなどの液状なものしか食べなくなっていました。

診察の結果、「舌の奥のあたりに腫瘍がある」と。

腫瘍が何であるかを確かめる病理検査を予約して帰宅。

良性や、ただの炎症であってくれと願いました。

検査予約の日、腫瘍は少し大きくなっており、病理検査の前段階の顕微鏡検査で、複数の獣医師の判断は、「扁平上皮癌で間違いないだろう」と。

そして、前回の診察時より腫瘍の大きさが増しており進行が早いタイプではないか?とのことで、今後の治療について相談。

舌の奥のため、切除はできない、腫瘍が大きくなると、食べ物を飲み込むことや、呼吸も出来にくくなる可能性があり、胃瘻チューブの提案をいただきました。

胃瘻チューブはティオパパ自身はどう感じるのだろうか?不都合はないのだろうか?辛くはないのだろうか?ティオパパにとっての最善は何なのか?悩みました。

お腹が空いているのに食べられない状態になることは辛い、飲み込めないことは投薬もできにくくなる。そして、胃瘻チューブによって、辛さを軽くして、より良いQOLを送ることができている猫さんたちがたくさんいることを知り、胃瘻チューブをお願いすることに決めました。

胃瘻チューブは内視鏡で設置するので、進行が早いタイプだと、のんびりしていると内視鏡が通る隙間が無くなってしまう可能性があるとのことで、手術日を決めました。

もちろん全身麻酔での設置になるので、内蔵系の状態の良い今が設置できるチャンスでした。

胃瘻チューブ用のお洋服を揃えたり、チューブ生活を過ごされている猫さんのことを調べたり、これから先のティオパパのQOLを考えました。

手術日。前日夜から手術に備えて、ご飯を抜いて、朝からはお水も飲まずに病院へと向かいました。

病院にティオパパを託して一度帰宅。何かあればお電話をいただくことになっていました。麻酔から覚めたらお顔を見にいく予定で。胃瘻チューブで少しでも闘病の辛さを軽くしたい!と願っていました。

程なくして病院から電話、麻酔で何かトラブルでもあったのか?とドキッとしました。ですが、内容は「内視鏡が入るギリギリのスペースしかなく、無理をすると大量出血の恐れもあり、それで命を落とすことも考えられる」と。ギリギリのスペースなのでどうしたいかを確認するためにお電話を下さったとのこと。

主治医の先生のご意見もお聞きし、無理をして今日命を落とすことになるなら、他の治療方法で命を全うして欲しい、今日の今、手術で無理をしてお別れするのは違う、イヤだ、と思い、胃瘻チューブの設置はやめることにしました。

これから先、しっかりティオパパと一緒に病気に向き合っていこうと、決意を新たに固めた瞬間でした。

 

長くなったので、次回に続きます。