9/16 今日は何の日？

おはようございます♪

今日は日曜日ですねー♪

(我が家のマンチカン一家の紹介だよ♥)

さて、今日、9/16は、

エルトゥールル号遭難の日

なんですよ。

トルコの船、エルトゥールル号のお話、どれだけの方がご存知でしょうか。

自分も数年前に知った話なんですが、

とても良い話なのでご紹介しますね。

テーマは、

「与えたものは返ってくる」

というお話です。

少々長くなるので、お時間あるときに読んでね♪

1890年の今日、

日本に外交目的で来ていた、

オスマン帝国（現トルコ共和国）の船、エルトゥールル号が、

台風のために沈没しました。

紀伊半島の先の紀伊大島の近くだったそうです。

587名の方が死亡し、助かったのは６９名。

その６９名を紀伊大島の方々が、全力で助けたそうです。

島民も５０軒ほどしかない小さな島だったそうですが、

自分たちの食料を全て提供して、なんとか命を助けたんですって。

昨今の災害時のボランティアの方々もそうですが、

日本人の人助けの精神は素敵ですよね。

当時の日本政府もその後、トルコの方々の救援に全力を尽くして、

この６９名の生存者を軍艦でトルコまで送り届けてあげたそうです。

トルコの方々には大変感謝されたとか。

さて、それから９５年が経った

１９８５年のこと

イランイラク戦争の時、

当時のフセイン大統領が、

４８時間後に、イラン上空の飛行機を民間機もろとも全て撃ち落とす

という無茶苦茶な声明を出したそうです。

各国政府はこぞってイランに救援の飛行機を送り、

自国民たちの救出に動きました。

48時間経ってしまったら、イランに残された人達がある意味捕虜になってしまいますから。

日本人も２１５名がイランに滞在していたそうですが、

当時の日本は自衛隊の海外派遣ができなかったため、

法律の壁のために、救援に行けなかったそうです！！

民間航空会社もあまりに危険だったため、行けなかったとか。

日本情けない。。。

救助を待っていたイランの日本人達はどんな思いだったでしょう。。。

「これで日本に戻ることはできなくなった・・・」

ところが、、、

期限の48時間が迫る約1時間前

もはや諦めかけていたそのとき、

２機の飛行機が日本人の救出に現れたそうです！

その機体には

「Turkish Airlines」

と書かれていました。

そう、トルコの飛行機だったんです！

トルコの人達は、９５年前に自国の６９名が日本に助けられた恩を忘れていなかったんです！

実は、タイムリミットが迫るなか、伊藤忠商事の森永さんという方が、親交の深かった当時のトルコ首相に依頼したところ

すぐにオーケーしてくれて、飛行機を出してくれたそうなんです！

トルコ政府も、トルコのパイロット達も

「日本人を助けるためならもちろん行きます！」

と多くの人が手をあげてくれたそうです。

しかも、イランにはトルコの人達も200人以上取り残されてたらしいんですが、日本人を優先して飛行機に乗せ、トルコの人達は陸路で脱出したそうなんです。

おかげで日本人みんな、無事に帰国できたんですって。

凄い話ですよね。

当時、エルトゥールル号救出を直接知っている方々はほとんどいないはず。

でも、その話はトルコで語り継がれていて、

みんなとても親日家なんだそうです。

日本人でも知らないこの話をトルコの人達が語り継いでくれているのはとてもありがたいことですよね。

ちなみに、1999年に起こったトルコ北西部大地震の際には、日本も恩返しに、全力で支援したとか。

この話は、全国で講演をしている

木下晴弘さん

という方からお聞きしたのですが、

「与えたものは返ってくる」

つまり、自分の利益はまったく顧みず、

心から「誰かのため」と思ってやった行動の結果は、

必ず回り回って、自分に返ってくるよっていう良い例だと思うんですよね。

与えた相手からではなく、別な人から別な形で返ってくるってところがポイントなんだと思います。

見返りを期待しての行動では意味がありません。

木下さんはその後も何度も自分の予備校に来てもらって、生徒達に良い話をしてもらっています。

日本人の人助けの精神、トルコの方々の恩に報いる気持ち

今日はそんなことを思いながら、周りの誰かのために何か１つでもしてみたいなって思います。

というわけで、長文お読みいただいてありがとうございました！

猫関係無かったけど、お昼の更新でたっぷりね♪

今日も素敵な日曜日になりますように♪