バラ色に | せんねんのかなたへ

せんねんのかなたへ

きみにきかせたい ぼくの、ものがたりを

人は

 

一人で生まれてきて

 

また、一人で死んでいく

 

ものだけど

 

生きている間は

 

決して一人ではない

 

親、兄弟に、連れあいや子どもだち

 

仕事先のなかまや近所のひと

 

学校の友だちや

 

ふとすれ違った人々

 

花や鳥や風や太陽でさえ

 

たくさんの関わりと

 

その慈しみのなかで

 

人生を送っていくものだ

 

自分のことを

 

誰も考えてくれない

 

誰からも愛されていない

 

いつも孤独だとか

 

もし、そう思うなら

 

自らが、そういった周りのこと

 

全てを抱きかかえ

 

全身で愛してみることだ

 

好きだの嫌いだの

 

そんなことはどうでもいいと

 

心のそこから

 

周りにある全てを

 

愛してみることだ

 

きっと、その瞬間から

 

世界は

 

バラ色に包まれ

 

誰からも愛されていることを

 

感じることができるだろう

 

それを感じることこそが

 

人が生きていく

 

ということだ