春夜 | せんねんのかなたへ

せんねんのかなたへ

きみにきかせたい ぼくの、ものがたりを

 

 

春宵一刻直千金

 

花に清香有り月に陰有り

 

歌管楼台声細細

 

鞦韆院落夜沈沈

 

 

作:蘇軾

 

 

 

 

 

朧月の光りに照らされた

 

庭の片隅にさく花の香り

 

昼間の賑やかは何処に

 

誰もいなくなった庭に

 

ポツンとあるブランコの佇まい

 

そして春の宵は

 

静かに静かに更けていく

 

こんなひとときは

 

ほんのわずかであっても

 

これほど価値のあることはない

 

 

 

 

 

そんな風情をとらえる句であるが

 

中国では男女の恋情を

 

あらわす時に引用されるという

 

また、それも分からなくもない

 

さあ、せっかくの春だ

 

恋をしよう