Linux初心者の入門と基礎「メモリ管理(1)」
こんにちは!!
Linux大学学長のりなっくまです。
本日の講義をはじめていきます!!
テーマは「メモリ管理(1)」です。
■メモリゾーン
カーネルは物理メモリを用途ごとに「ZONE_DMA」「ZONE_NORMAL」「ZONE_HIGHMEM」
という3種類のメモリゾーンと呼ばれる領域に分けて管理します。
・ZONE_DMA
物理メモリの範囲は、先頭から16Mバイトである。
用途は、ISAバスのDMAに対応したデバイスのI/Oバッファを配置するための領域。
現在はほとんと使用されていない。
・ZONE_NORMAL
物理メモリの範囲は、16M~896Mバイトである。
用途は、主にカーネル空間用の領域。カーネル本体やカーネルが使用する制御
テーブルのキャッシュなどに使用される。ユーザー空間等にも利用される。
・ZONE_HIGHMEM
物理メモリの範囲は、896Mバイト以降である。
用途は、ディスクキャッシュやユーザー空間用の領域に使用される。
IA-32アークテクチャの場合のみ存在する。
Linux大学学長のりなっくまです。
本日の講義をはじめていきます!!
テーマは「メモリ管理(1)」です。
■メモリゾーン
カーネルは物理メモリを用途ごとに「ZONE_DMA」「ZONE_NORMAL」「ZONE_HIGHMEM」
という3種類のメモリゾーンと呼ばれる領域に分けて管理します。
・ZONE_DMA
物理メモリの範囲は、先頭から16Mバイトである。
用途は、ISAバスのDMAに対応したデバイスのI/Oバッファを配置するための領域。
現在はほとんと使用されていない。
・ZONE_NORMAL
物理メモリの範囲は、16M~896Mバイトである。
用途は、主にカーネル空間用の領域。カーネル本体やカーネルが使用する制御
テーブルのキャッシュなどに使用される。ユーザー空間等にも利用される。
・ZONE_HIGHMEM
物理メモリの範囲は、896Mバイト以降である。
用途は、ディスクキャッシュやユーザー空間用の領域に使用される。
IA-32アークテクチャの場合のみ存在する。
Linux初心者の入門と基礎「ファイルの検索」
こんにちは!!
Linux大学学長のりなっくまです。
本日の講義をはじめていきます!!
テーマは「ファイルの検索」です。
コマンドラインで、ファイルの検索をしたい場合ってありますよね?
そういう場合、どのコマンドを使用しますでしょうか。
すぐ思い出すのが2種類あれば、良いと思います。
「locate」コマンドと「find」コマンドです。
locateコマンドは、全ファイル名データベースを作成してから実行する必要
があります。このデータベースを作成するには、updatedbコマンドを実行する
必要があります。初めて実行すると、データベースが構築され、
その後の実行では、データベースが更新されます。
ちゃんとデータベースが作成されていれば、locateコマンドで高速に検索
することができます。
# locate ファイル名
updatedbに関しては、ディストリビューションによっては、デフォルトでcron
に設定されてますので、手動でコマンドを実行しなくていい場合があります。
一方のfindコマンドは、実行するたびに指定された範囲を検索するので、
検索に時間がかかるのが特徴です。
両方のコマンドで、検索時にどのくらいの差がでるか、試してみるのも
よいかもしれませんね。
Linux大学学長のりなっくまです。
本日の講義をはじめていきます!!
テーマは「ファイルの検索」です。
コマンドラインで、ファイルの検索をしたい場合ってありますよね?
そういう場合、どのコマンドを使用しますでしょうか。
すぐ思い出すのが2種類あれば、良いと思います。
「locate」コマンドと「find」コマンドです。
locateコマンドは、全ファイル名データベースを作成してから実行する必要
があります。このデータベースを作成するには、updatedbコマンドを実行する
必要があります。初めて実行すると、データベースが構築され、
その後の実行では、データベースが更新されます。
ちゃんとデータベースが作成されていれば、locateコマンドで高速に検索
することができます。
# locate ファイル名
updatedbに関しては、ディストリビューションによっては、デフォルトでcron
に設定されてますので、手動でコマンドを実行しなくていい場合があります。
一方のfindコマンドは、実行するたびに指定された範囲を検索するので、
検索に時間がかかるのが特徴です。
両方のコマンドで、検索時にどのくらいの差がでるか、試してみるのも
よいかもしれませんね。
Linux初心者の入門と基礎「Linuxの起動モード」
こんにちは!!
Linux大学学長のりなっくまです。
本日の講義をはじめていきます!!
テーマは「Linuxの起動モードです。
前回、グラフィカルログインとテキストログインについて
説明しましたが、Linuxには起動モードというものがありまして、
それをランレベルと呼んでいます。
よく使用するのが、ランレベル3と5です。
ランレベル3に設定していると、テキストログインになり、ランレベル5に設定していると
グラフィカルログインとなります。
ランレベルを設定するファイルは「/etc/inittab」です。
ここに設定しておけば、再起動しても同じランレベルで起動します。
もしランレベル5で操作していて、一時的にランレベル3へ変更したい場合は、
$ init 3
のように実行すると、一時的にテキストログイン画面に変更されます。
サーバーで運用する場合は、/etc/inittabでランレベル3を設定しておいて、
必要に応じて、startxコマンドでX Windowを起動するといったことが
実施されます。もちろんセキュリティ対策のため、はじめからX Windowはインストール
しないこともあります。X Windowがセキュリティホールになる可能性もありますし。
今回3と5しか扱いませんでしたが、実際は、0~6まであります。
その他については、調べてみましょうね!!
Linux大学学長のりなっくまです。
本日の講義をはじめていきます!!
テーマは「Linuxの起動モードです。
前回、グラフィカルログインとテキストログインについて
説明しましたが、Linuxには起動モードというものがありまして、
それをランレベルと呼んでいます。
よく使用するのが、ランレベル3と5です。
ランレベル3に設定していると、テキストログインになり、ランレベル5に設定していると
グラフィカルログインとなります。
ランレベルを設定するファイルは「/etc/inittab」です。
ここに設定しておけば、再起動しても同じランレベルで起動します。
もしランレベル5で操作していて、一時的にランレベル3へ変更したい場合は、
$ init 3
のように実行すると、一時的にテキストログイン画面に変更されます。
サーバーで運用する場合は、/etc/inittabでランレベル3を設定しておいて、
必要に応じて、startxコマンドでX Windowを起動するといったことが
実施されます。もちろんセキュリティ対策のため、はじめからX Windowはインストール
しないこともあります。X Windowがセキュリティホールになる可能性もありますし。
今回3と5しか扱いませんでしたが、実際は、0~6まであります。
その他については、調べてみましょうね!!