Linux初心者の入門と基礎、Linux大学学長りなっくま先生のブログ -3ページ目

killシグナルを表示する

killコマンドは、単にプロセスを終了させるだけでなく、様々なプロセス
コントロールをするコマンドです。

このコントロールに使われるのがkillシグナルです。
killシグナルには番号と名前、略称があり、どれも有効です。
このシグナルとして、どのようなものが使用できるかを表示させるには、
-lオプションを付けてkillコマンドを実行します。

【実行例】
$ kill -l

特定のコマンドのプロセスすべてを終了する

killコマンドは、1つのプロセスを対象として、プロセスを終了させる
方法でした。しかし複数のプロセスを終了させるためには、そのプロセス
の数だけkillコマンドを実行する必要があります。

そこでkillallコマンドを使用することにより、関連するプロセスをすべて
終了させることが可能となります。

【実行例】
lessコマンドに関連するプロセスをすべて強制終了
$ ps
10010 less
10020 less
10030 less

$ killall -9 less

実行中のプロセスを終了する

実行中のプロセスを終了するには、killコマンドを使用します。
killコマンドは、シグナルを送ることにより、プロセスを制御する
コマンドです。killコマンドには多くのシグナルが存在しますが、
オプションなしで実行した場合、シグナル番号「15」の「SIGTERM」と
シグナルが送られます。これはプロセスを終了するというシグナルです。

【実行例】
psコマンドでプロセス番号を確認してから、該当のプロセスをkillする。
$ kill 28990