Linux初心者の入門と基礎、Linux大学学長りなっくま先生のブログ -15ページ目

ファイルシステム その4

ファイルシステムには、多くの種類があります。Linuxでは「ext3」「ext4」「XFS」「JFS」などが
あります。

これらのファイルシステムは、独自に設計されています。
ファイルのデータをどのようなフォーマットでディスクに書き込むかなどは
ファイルシステムごと異なります。

ファイルシステムがどのように識別したり管理しているか。
どのファイルシステムも「iノード」「ディレクトリエントリ」で実現しています。

iノードとは、すべてのファイルに設定されている属性情報のことです。
iノードには、個々のファイルを識別するための「iノード番号]をはじめ、ユーザー/グループID、
ファイルサイズ、作成時刻などの情報が含まれています。

Linuxではディレクトリは「ファイル名とiノード番号の対応付けリストを格納した特殊なファイル」
という位置付けになっています。この対応付けリストをまとめたデータがディレクトリ・エントリです。
ファイルシステムがファイルを探す際、ファイル名を基にこのディレクトリエントリを検索し、
該当するiノード番号を見つけます。

ファイルシステム その3

Linuxのディレクトリ構造は、「/」(ルートディレクトリ)を頂点にして、
その下に他のディレクトリやファイルが配置されています。

Windowsでは、ディスクを分割した領域に、Cドライブのような
ドライブ名を割り当てて管理します。

Linuxでは、「ルート直下のディレクトリ」っていった具合に管理します。

LinuxとWindowsでは概念的に異なるわけです。

ファイルシステム その2

Linuxのファイルシステムは、Windowsのものと大きな違いがあります。
LinuxにはWindowsでは、当たり前のドライブの概念がありません。

またLinuxの周辺機器も含め、システム内のあらゆるものをファイルとして扱う仕組みに
なっています。