こんにちは~!

今日も鬱陶しい暑さですね。
でもでも、これを乗り切れば
S子の生まれた季節"夏"ですよ~
なんとなく元気になります、夏。
皆さんの好きな季節は何ですか??


さて、月曜担当の羽鳥さんが
お休みをしている隙に(笑)
S子は映画に行ってきました。

最後に行った映画が「アナ雪」という・・・
「OLか!!」な状況を打開するために
選んでみたのはウッディアレンの最新作
「ブルー・ジャスミン」です。


ちょうど雨も降っていて、ベストコンディションで
臨んだ感じです。

作品で重低音のように流れる名曲ブルームーンに乗せつつ
ある「事件」をきっかけに、上流階級から転落して
しまったジャスミン・フレンチの物語。

私が最後に観たアレン作品「ミッドナイトインパリ」の
ロマンティックムードから一転、今回はシリアスな趣に。

いい意味でアレンの底意地の悪さが滲み出た作品でした。

主演はこの作品でアカデミー主演女優賞を受賞した
ケイト・ブランシェットです。

もう彼女がすばらしかった!

彼女の根底にある天性のゴージャスとエレガントと
チャーミングがなければ成り立たない作品といっても
過言ではありません。

また、栄華を極めたニューヨークのセレブ時代と、
落ちぶれたサンフランシスコの現在の生活が
同時に綴られていて、それらが最後で絶妙に
繋がるところがまた渋い。

演技だけでなく、作品全体の緻密な緩急のつけ方
これもまた非常にすばらしかった。

誰しもの心に潜む虚栄心を美しく削りだし
滑稽に描きつつも、いつしか悲劇に転化する
巧妙なトリック。

どことなくおかしかったり、一方で笑えなかったり
実に見ごたえあり。さすがウッディ・アレン!

最近、映画欲が低迷してたから、いい刺激になりました。
そろそろまた映画館の季節かな♪