ルーマニアのとある小さな町。住人もそこそこ、特にこれといった特徴もない、普通の町並。そんな中にひっそりと経営している、少し洒落た診療所。すぐ横は自宅。その医者には配偶者は居らず、小さな自宅にひとりで住んでいた。今日は診療所を休診日とし、自宅でのんびりしようとソファに腰掛けた瞬間。隣の建造物からガラスの割れる音が聞こえて慌てて外に出る。最初に目立ったのは長い白髪。ハットを被り、ジャケットを羽織った爺が診療所の窓ガラスを叩き割っていた。酔っ払いかと思い声をかけた。そしてその長髪男性が振り返ったかと思うと、
彼の記憶は一度そこで途切れた。
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「さてと、とりあえずは拠点確保ー、かなぁー?」
D.D.は間延びした英語で呟く。正面から見ればまだ40前半にも満たないくらいの風貌であるが極度のストレスにより白く変わってしまった髪の色のせいでよく老けて見られるその男は、スタンガンとワイヤを片手に、小太りした男性を椅子に括りつけながら、蛇のようなぬるりとした気味の悪い笑みを浮かべる。小さな町の小さな診療所、医療機器はそこそこ揃い、余程の大怪我人でも診ない限りはなんの問題もない程度の設備がそこにはあった。くすくすと笑い、テルシスをDLした携帯を起動、拠点確保の連絡と位置情報を伝えた。携帯は診療所のロビーに置きっ放しにしておく事で、自分が診療所から動いていないように見せかけようとした。先程この診療所の持ち主らしき男を気絶させるのに使用したスタンガンを鞄に仕舞う。 鈍器として十分な効果を発揮する重量を持つその銀色の鞄を持ち、ふらりと周辺を彷徨く。特に何もないことを確認し、一度診療所に戻る。
「何もない所に、何か隠れてる場合って多いよねー。ヒトとか。」
地味で特徴のない場こそ隠れるのには最適である。人が多い都会では逃げるのにひと手間かかる、田舎では目立ちすぎる。そういう点においてはこの町は良い意味で「地味」だった。ついでに言えば、田舎過ぎるわけでもないので下手な近所付き合いもそう多くはないだろうと踏んでいた。よってD.D.はこの場を選んだのだ。一度テルシスを起動させ、周囲の人間の様子を診療所内から確認する。と、すぐ近くで一人対複数人が駆けているのが解った。それに気付いて興味本位でふらりと外出したはいいものの、その光景を直に見て「うぇ、」とひとこと漏らす。
「Damned! …流石に軍人は相手にしたくねェなァー…」
悪態、そして訛りの強いフランス語でそう言い捨てる。一人の方は我々も追っているBBの人間であると一目で分かったのだが、問題は複数人のほうで、その移動のしかたや指示、所持しているアサルトライフル等、ぱっと見た限りでも直ぐに解る。軍人のそれであった。急遽予定を変更して診療所に戻る。もうひとつ持ってきていた、鉛色の重厚感ある鞄から自分のパソコンを引き出し、手際よく周辺機器を取り付ける。「うちの愛機じゃないのが残念だなァ」とぼやきながらも「設置」は完了した。細長い指をかたかたと鳴らして数分、黒い画面に長い長い文字の層を並べて、たん、とEnterを押す。画面に映るのはなにかのデータベースだろうか。続けてかたかたと文字を入力していく。目的のものがあったらしい、酷使していた指をぴたりと止め、いつもの蛇のような笑みを浮かべる。そして「げ」と一言、すぐに眉尻を跳ね上げた。
「見覚えあると思ったー!あのミュラーじゃーん! えーホントに軍人上がりじゃんかぁー…。あれからどうやって端末壊せっていうのさー!もー!」
ナイトハルト=ミュラー。元ドイツ軍から傭兵という、異色の経歴を持つ武器商。以前は射撃の名手として名を馳せていた事もあるため、流石のD.D.でも見覚えはあったのだ。さて、問題は「そこからどうやって端末を奪う/破壊すれば良いのか」。その一点であった。恐らく周囲に配置されていた武装した男共は彼の部下であろう。骨のような男と屈強な男性陣、どう考えても自分一人ではどうすることもできなかった。かといって見逃してしまうのも勿体ない。あわよくば端末を手に入れようと企てている蛇には「破壊」はなるべく控えたかった。どさくさに紛れて盗むことも考えたが、ばれようものなら蜂の巣は逃れられない。できるだけ関わりたくないのだが、このままだとこの周辺に点在するBB陣を殲滅しかねない。先回りしようにもこの周囲を歩き回られたのではろくに行動ができない。さて、困ったものだ。
「…やるしかないのかなぁー…。お話しして一個頂戴することできないかなー。はぁ。怖い怖い」
そして蛇はぬるりと動き出す、まずはお話してみましょうか、と。
【それはきっと、巣の危険を排除する蛇の牙】
Summer Cyber Panic --Side:D.D.--
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文章はこれだから苦手なんだい…^q^←←←←←←←←
とりあえずうろたん、…えーとD.D.はミュラー隊の面々とお話しようとするみたいでs^q^←←←←
でもどんなお話するかっていうのは全く決めてません^q^wwwwww←←←←←←←
もしなにかネタがございましたらお願いします…www←←←←
あと素性・組織名は全部嘘八百言いまくります。適当万歳。
す、すみませんでしt^q^^q^^q^^q^←←←←←