こんにちは、皆さん。
勝海舟の生涯を手がかりに他人に流されずに生きるヒントを探し続けている、
歴史大好き社労士で、シニア未来サポーターの山路 貞善です。
お盆ですね。
先日、東から西へと異例の進路をとる台風が日本列島を横断しました。
マスコミでは、「逆走台風」と読んでいるようですが、こんな動きをする台風は、これまでに見られませんでした。不安定な気圧配置による大雨の被害も各地で発生しています。お盆で帰省されたり、旅行に出掛ける方も多いと思います。
どうか皆さん、お気をつけくださいね。
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さて今年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟」は、なかなか面白い作品です。
毎週、欠かさず視聴していますが、本能寺の変の回からは、毎回、二度見しています。
ところで、来年の作品をご存知でしょうか。
2027年は久しぶりに、幕末ものです。
そこで今回は、「コーヒーブレイク」の回として、来年、放映されるNHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」についてご紹介します。
【 2027年 NHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」 】
主役として取り上げられる人物は、小栗上野介忠順(おぐり こうずけのすけ ただまさ)。役を演じるのは、松坂桃李さんです。
ドラマのタイトルは、逆走ならぬ、「逆賊の幕臣」という何とも刺激的なタイトルになっています。
小栗忠順という人物の名をご存知の方は、きっと少ないと思います。
来年が小栗忠順生誕200年にあたることが、今回、大河ドラマで取り上げられる理由の一つなのかもしれません。
「海舟ブログ」では、この人物をこれまでにしばしば取り上げていますから、読者の中には、ご記憶の方もいらっしゃることでしょう。
【 近代国家に生まれ変わらせようとした勝と小栗 】
小栗も勝海舟と同じ幕臣ですが、身分と立場は大きく異なります。
小栗が2,500石の大身旗本を父に持つ身分であるのに対し、勝は禄高わずか四十俵の下級旗本 勝小吉の長男として生まれています。
いわば、生まれながらのエリート出身と貧乏旗本の倅という極めて対照的な境遇にあったわけです。
後にこの二人は、同じ幕臣の立場にありながらも、まったく違った道を歩むことになります。
世間のこの両者に対する一般的な評判はこのようなものです。
勝が西郷吉之助(隆盛)と会談し、江戸無血開城に導いた英雄として祭り上げられる一方、小栗は最後の将軍 徳川慶喜から直に罷免され、明治政府により処罰された悲劇的な人物として扱われています。
ですが、そのような対比の仕方はうわべだけの皮相な見方に過ぎません。
勝も小栗も黒船来航以降、この国が直面した未曽有の危機と混乱の中、列強諸国の脅威からこの国を守り、独立国家として歩み続けるための新たな仕組みづくりを共に模索し続けたのです。
小栗は、薩長の反幕勢力を一掃し、徳川を頂点とする「郡県制」による統一国家を構想したのに対し、勝は幕府を見限り、徳川と有力諸侯による新たな国家づくりを目指しました(第168話)。
新たな国家建設が必要という点では互いに共通するものの、両者の考えは根底から大きく違っていたのです。
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NHKの大河ドラマ「逆賊の幕臣」の紹介ページから一部を紹介します。
“勝海舟のライバル”と言われた男
日本初の遣米使節となって新時代の文明を体感し
新しい国のかたちをデザインした江戸幕府の天才
だが明治新政府に「逆賊」とされ歴史の闇に葬られた
忘れられた歴史の“敗者”=幕臣の知られざる活躍を描く
スリリングな胸熱(むねあつ)エンターテインメント!
〈企画意図(一部抜粋)〉
このドラマは、幕府を倒した側ではなく、幕臣の側から幕末史を描きます。“時代遅れな江戸幕府が明治維新で倒れ、日本はようやく近代を迎えた”という歴史観は、もはや過去のもの。近年の研究では、日本の近代は既に幕末から始まっていたことが明らかになっています。司馬遼太郎が勝海舟と並べて「明治の父」と呼んだ人物、それが小栗忠順です。
…中略…
このドラマは、小栗が国内外の諸勢力と繰り広げる外交・情報戦にスポットを当てます。次々と起こる幕末の事件の裏で起きていた、信頼と裏切りが交錯するスリリングで熱いドラマ。そこでは、人間対人間の真心と腹芸、そして情報が、一寸先の運命を左右するのです。それはライバルの勝にとっても同じでした。
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ドラマは、万延元年(1860年)、幕府が日米通商修好条約の批准使節をアメリカへ派遣するところから始まるようです。米艦ポーハタン号に正使・副使の二人と共に、目付役の小栗忠順が使節団の一人として乗艦します。
一方、幕府内でもう一隻をアメリカに送る別船派遣の話が持ち上がったことから、咸臨丸の渡航が決定し、勝は艦長として乗り込みます(第56話)。
NHKドラマ情報 2027年 大河ドラマ「逆賊の幕臣」の紹介ページで、
最近までに公表されたシナリオライターと主要キャストは、以下の通りです。
主演:松坂桃李:小栗忠順役
作:安達奈緒子
●その他の出演者
・青木崇高:栗本鋤雲(くりもと・じょうん)役 小栗の盟友で親仏派の重鎮
・宮野真守:滝川具挙(たきがわ・ともたか)役 幕臣。大政奉還に反対する武断派
・荒川良々:三野村利左衛門役 商人、三井組の大番頭
・岡部たかし:井伊直弼役
・中村雅俊:安積 艮斎(あさか ごんさい)役 小栗の恩師
なお 勝海舟役 は、大沢たかおさん が演じることになっています。
<大沢たかおさん コメント(一部抜粋)>
勝海舟は、小栗忠順らと共に歴史の変革期に諸外国や倒幕派と真正面から向き合い、日本の未来を見つめ行動した人物でした。
激動の時代に、何を信じ、どう未来へ希望の橋をかけるのか。
その問いは、今を生きる私たちにも通じるのではないかと感じています。
海舟が抱き続けた信念と向き合い、心を込めて演じていきたいと思います。
放送開始は、2027年1月10日。
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徳川幕府は、政治組織としては屋台骨が腐るほど老朽化していたとはいえ、歴史の変革期を乗り越えるだけの能力を備えた人材までが枯渇していたわけではありません。
実は幕府内には、開明派の有能な幕臣は数多くいました。勝海舟も小栗忠順もその代表的な存在です。
勝と小栗はそれぞれ違う道を歩みましたが、後の明治の世にも大きく貢献していきます。
(2027年 大河ドラマ「逆賊の幕臣」の主人公 小栗忠順)
日露戦争でロシアのバルチック艦隊に日本海海戦で勝利した東郷平八郎(連合艦隊司令長官)は、小栗の尽力によって建設された造船所を含む横須賀製鉄所のおかげだったと後に語っています。
また勝は、旧幕府の有為な人材を明治政府で働く要員として多数送り込み、新たな国家建設のために力を尽くしました。
小栗忠順が成し遂げた仕事は、明治国家に大きく貢献し、勝海舟は海軍卿として政府の一員となることで、明治の世に旧幕臣の生活を支えるための経済的支援を続けてゆくのです。
来年の大河ドラマ「逆賊の幕臣」では、小栗忠順役を松坂桃李さん、勝海舟役を大沢たかおさんが演じられます。お二人が、個性も思想も異なる小栗と勝をどのように演じ、どんな激動の幕末ドラマを見せてくれるのか、今から私も大いに楽しみにしています。
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【NHKの小栗忠順に関するドラマをご紹介します】
小栗忠順のことを少しでも早く知っておきたい方には、こちらをお勧めします。
NHK正月時代劇としてつくられた『またも辞めたか亭主殿〜幕末の名奉行・小栗上野介〜』
(前編・後編)という作品〈2003年〉があります。
小栗忠順は、岸谷五朗さん、勝海舟は、西村まさ彦さん。
NHKBS では、2026年8月9日・16日、日曜日 (前・後編)午後6時45分から午後7時28分 放映(前編は放映済)。
さて本日はここまでといたしましょう。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
【参考】
NHKドラマ情報 2027年 大河ドラマ「逆賊の幕臣」より
【写真】
出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」 (https://www.ndl.go.jp/portrait/)
小栗忠順より
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