法隆寺へ玉虫厨子を観たくてお参りした。

が、その前に大講堂、金堂に手を合わせる。

五重塔は、

飛鳥時代の建物、わが国最古と言われる。

鬼さんが建物の屋根を踏ん張って支えている姿がほっこりする。

聖霊院で聖徳太子様にお参りして、大宝蔵院に。

素晴らしい仏像、

柔らかな優しい表情、微かな笑み、きりりとした目、

これほど古い仏像がたくさん残っている事に感動した。

玉虫厨子は黒くなっていて絵がよく見えない。

復元されたものが秋の特別展で観ることができた。

お釈迦様の前世を描いた二面、その教えは尊い。

須弥座部は、正面に「舎利供養図」、
向かって左側面に「施身聞偈図」(せしんもんげず)、
右側面に「捨身飼虎図」(しゃしんしこず)、
背面に「須弥山世界図」を描く。


廻廊の柱の木は歴史を物語り、つがれて修復され今もその役目を果たしている。

夢殿で手を合わせ、そして中宮寺へ。

如意輪観世音菩薩様のお顔を拝みたくてまいりました。

エジプトのスフィンクス、モナリザと並んで、世界三大微笑像とよばれる。

気品高い、聖なる笑み、いつまでも見つめていたいお姿に、離れ難い思いで腰を上げた。


多くの素晴らしい仏像に出会えた、有り難い一日となった。