2023年、令和5年 東大寺二月堂修二会今年も東大寺のお水取りへ。1272回、絶えることなく続けてこられた。底冷えも感じることなく、お日様の沈む様を見ながら、真っ暗になる、午後七時を待つ。パチパチとお松明の燃える音が聞こえる。僧侶の身体を打ち付ける大きな音と共に、火によって邪悪なものが祓われ、人々の幸せが祈られた。生き物のような火の表情を見ることが出来た。東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)は、天平勝宝4年(752)、東大寺開山良弁僧正の高弟、実忠和尚が創始された。以来、令和5年(2023)には1272回を数える。修二会の正式名称は「十一面悔過(じゅういちめんけか)法要」と言う。十一面悔過とは、われわれが日常に犯しているさまざまな過ちを、二月堂の本尊である十一面観世音菩薩の宝前で、懺悔することを意味する。