一週間の潔斎をし台風の中、
9月17日、鳥取の大山登拝、出雲参拝に向かった。
台風は大丈夫なのか?雨は?
石鎚山のような山だったらどうしよう?不安がよぎる。
車を降り、大神山神社の大きな石でボコボコの坂の参道で既に息が切れる。
神様にご挨拶し、餓鬼供養をしてから山へ入れていただく。
大きめの不揃いのごつごつしたの石の道・・・
とても歩きにくい、どこまで続くんだろう?
台風が来る前に下山したい、いけるところまで行こう、
やめる決断も必要、そんな思いで登り始めました。
ここも修験の山だと感じる。
蹴上が高く、その高さと踏面の長さもまちまちで、
太ももと胸がくっつきそうな階段さえある。
足が重くて重くて・・・
呼吸が苦しい。
きつい風、雨も降ってきた。
滑らないように注意し一歩一歩登る。
石鎚山もそうだったように、
また思考停止。
ただひたすらに、止まりたい自分と葛藤する。
足元だけを見つめ、体力の無駄遣いをしないよう努める。
投げ出す選択肢はないから・・・
それにしてもキツイ。
モンセラート山登拝を思い出す。
心臓が口から飛び出しそうだ。
止まって、天の力をいただき大きく深呼吸をすると、また歩き出せる。
この繰り返し。
山頂に近づくと風を遮る木々がなく、何度も風で飛ばされそうになる。
こんな状態で1709M大山山頂に。
本当は素晴らしい景色であろうが、真っ白で何も見えない。
いえいえ、登頂できたことに感謝である。
下山は同じ道。
太ももとふくらはぎがパンパンになり、コントロールできなくなってくる。
筋力不足か??
日課の5キロのウォーキングをしていてもだめなのか??
本当にきつかった。
登りきれたのは皆さんのお蔭様。
先生が不在、しかも台風という試練の中、
先導の頼もしい背中を追い、
息が苦しく立ち止まる度に、そっとそばに居て見守ってくれる温かさに助けていただいた。
辛く厳しい修行に正面から向かうからこそ、いただける学び、その深さに魂が震えた、
感謝でいっぱいの大山登拝となった。
一人では作れない、皆様とご一緒させていただいたからこその学び、
感謝であふれています。
ありがとうございました。
弥栄
この後2日間、出雲の神様へご挨拶に伺うお話へ続く。









