帯広から旭川へ、亜麻を追い求めてきました。

一般的に麻と一括りにされていますが、

神事に欠かせないのは大麻。

亜麻仁油の元となるのが亜麻。

帯広で栽培され、収穫時期となったので

収穫を体験させていただきました。

亜麻は、ブルーの可憐な花を咲かせ、

風に揺れる姿はなんともいえません。

その種を絞り、亜麻仁油にする工場も視察させていただきました。

また亜麻の繊維を布に織る。

その布はしなやかで、肌触りが良く、抗菌作用があるといわれる。

亜麻を愛し、紙までも作ったチャーミングな女性との出会いもいただきました。

墨を入れるのに興味津々、ドキドキです。


羊さんの牧場へも。

羊の毛を糸にするまでの工程にとても手がかかることに驚きました。

このように糸ができ、手編みのセーターとなる。

人間の知恵と工夫は素晴らしい!

北海道の広大な農地が広がる景色は心までも広くしてくれます。

しかし、冬は極寒。

生活するには厳しい土地、

そんな中、農作物と向き合っているからでしょう、

皆さん心温かで優しいのです。

とても素敵な時間をいただきました。

ありがとうございました💖


麻が古事記に出てくる文章を付け加えておきます。

神事と麻の関わりを、山守博は『麻の知識』 (1993) の中で「もともと日本では、白は清浄で潔白、清々しさを表し、穢れを払うといわれ、麻にその白さを求めて神事に供用されたものと考えられる」と分析する。

その原始とも言えるのが、「古事記」に登場する天の岩屋のシーンだ。

天照大神が天の岩屋に隠れ入ってしまい、真っ暗闇になる世界。八百万の神がなんとか大神にお出まし願おうと、天香久山から取ってきた榊の枝に以下のものを吊り下げて祝詞をあげる。

上枝にヤサカノマガタマ
中枝にヤタノカガミ
下枝に白丹寸手 (シラニギテ) 、青丹寸手 (アオニギテ)

この白丹寸手とは楮の樹皮の繊維で織った布の御幣 (ぬさ) 、そして青丹寸手は、麻の繊維で織った布の御幣を指す。

神話の何気ない情景描写だが、麻と神事との関わりが古くからあったことがうかがえる。