有り難く、勿体ない、貴重な経験をさせていただきました。

本殿修復工事の中、

葺き替え終えたお屋根を間近で拝見。

昔々、木で物をつくった残った部分や皮を

このように屋根の葺き替えに使ったそうな。

捨てるのではなく、有り難く、

大切に全てを使い切るという、先人の知恵。

竹の釘で留めているので長持ち、

鉄の釘では長持ちしないとのこと。

恐縮しつつ、お屋根に触れさせていただきました。

苔むしていく様子を見つめていきたいと思いました。

彩色された朱は美しく、

銅板は赤金といい、光輝いています。

小動物に荒らされないように

金のネットが貼られています。

御殿の扉は黒から朱へ。

階段も黒から白木へ。

元々、朱の扉であり、

階段も白木であったものが

時代の中で、黒のぬりを使うようになったそうな。

今回細やかに調査され、

元のお姿へ戻されたそうです。




お参りにいき、

宮司さんにばったりとお会いし、

素晴らしい貴重な時間をいただき、

恐縮やら、有り難いやらで、高揚しております。

感動のあまり、

この経験を記しておきたいと思いました。