私が 長い間 筆を持つ中で 芽生えた想いがあります。
その伝えたい
という想い・・・
そのためには 書に興味を持ってほしい
と・・・
願って 活動をしてきました。
その想いを 代弁するかのような メッセージをいただきました![]()
お顔も知らない方が こんなふうに わかってくださることに
驚きと 嬉しさでいっぱいで・・・
皆さんに ご紹介したく
許可をいただき 一部抜粋させていただきました。
凛穂さんが書家(…とお呼びして良いのでしょうか)として、「字」の表現の世界を広げていくだけでなく、字を鑑賞する楽しさ、そして「描く」ことの楽しさを伝えていらっしゃるんだな…ということが、放送から伝わってきました。
パソコンで文字を書くことが増えている現代において、人が書く文字の中に個性を見る機会が減ってしまいました。いわゆる「文字の味わい」ですよね。そんな今だからこそ、凛穂さんのように文字の由来や意味を改めて見つめながら、文字に生命を持たせ、それを楽しむということが必要なんじゃないか…と思います。
そうした楽しみ方は、漢字と平仮名(ひらがなも、元は漢字ですけど)文化を持つ日本人ならではもの。大切にしたいものですよね。
書は伝統文化という側面を持っているため、ともすると敷居が高いものに思われてしまいます。
でも、もっと身近なものとして、自由に楽しんでもらえれば良い…そんな思いが、凛穂さんの書の中には見えるような気がします。
実は、僕の母も凛穂さんと同じような思いを持つ、伝統工芸作家なのです。
僕の母の場合は日本刺しゅうなので、凛穂さんの「筆」に対して「針」を使い、「墨」に対して「絹糸」を使うという、手法の差はありますが…
着物や帯に施されることが多い「伝統的な」日本刺しゅうに対して、僕の母は様々なものに日本刺しゅうをしているし、その意匠も伝統的なものからモダンなものまで幅広く取り入れています。
その辺りは、凛穂さんも僕の母も同じだなぁ…と思うのです。
伝統工芸は、その伝統を守り続けることも大切ですが、やはりその時代の人たちに受け容れてもらわなければ、何の意味もありません。そもそも伝統工芸というものは、その時代、時代によって変化をしてきたものなのですから…
ただ、それは単に「現代風にアレンジ」すれば良いというものではなく、古典的な(伝統的な)書体や意匠をベースにして、そこを原点として発展させていく…という「原点を大切にする」というところも、凛穂さんと僕の母との共通点でもあるように思います。
番組からそんなことを感じて、凛穂さんをより身近に感じられました。
心から 嬉しく・・・
お礼申し上げます![]()