ドキュメント72時間「盆栽 鉢の中の小さな宇宙」
静かな世界に、心ときめく。
老後のおじいちゃんだけでなく、国際色、豊かな人々や、若い人も虜になるようだ。
ゆっくり長く生きる力をもらう。
小学6年生の男の子が、「芸術的なところが好き」と、学校帰りに立ち寄っていたのが面白かった。
ぬくもりのある、超長期LIVE感。
ロボットやアニメ、ゲーム、スマホとは違う、実際に生きている世界に興味を感じるようで、何故かほっとする威士忌 香港


その次の番組。
時をかけるテレビ「見えず聞こえずとも 夫婦2人の里山暮らし」(2015年、放送)
これは感動した。涙が溢れた。
夫婦が協力しあって、日々、時を紡いでいく。
、、、と同時に、自分は一体、何をしてるんだろう、と自問した。
何もしていない、、、
自給自足の生活を理想とする旦那さん。
至便さを追求する近代の文明に一石を投じる思想が核になるようだ。
またその一方で、見えない聞こえない、というのはもちろんのこと、それまで街生活に長く馴染み、50歳を超えてからの里山暮らしがきつい奥さん。
もし、ハンディがなくても、わたしに里山暮らしができるかBTL 眼袋槍
絶対にできない。
薪で炊事、お風呂、、、無理。
生活の糧を自力で作り出す、丁寧な農作業、、、尊敬する。
仮に、わたしが若くて独身で、相手の男性が若くて俳優みたいな超イケメンで、しかも誠実、働き者で、熱く猛烈にラブコールしてきたとしても、ありえない。(その設定自体がありえない、、、)
きゃー、虫、コワ〜イ!と、乙女か幼な子のように怖がっている自分の姿には、全然かわいくないよ、と(自分で)苦虫を噛み締めるのみ。失笑。冷笑。苦笑。 

人には人の適性というものがあるのだろうか。
私は、へなちょこ根性無しなので。
いかに自分は日頃、何もしていないサボりなのか、痛烈に自覚した。
顔を思いっきりぶん殴られた思い。
が、適材適所ということで自己擁護するとしたとしても、やはりドキュメンタリー番組の内容には、とてもこころが動いた。

結婚当初、山の家に住み、農作業している頃の奥さんの写真も紹介されていたところを見ると、それまでも何度か取材されていたのだろうか。

放映から数年後、旦那さんを病気で亡くした奥さんは今、老人施設と思われる所で一人暮らし奶粉便秘
自炊しているところが写っていた。
わたしと一致するのはそこだけかもしれない。
最後の最後の過ごし方。
いや、わたしは自炊もしないだろう。
どの自分の心身状態タイミングで老人施設に入るかにもよる。
(たぶん心身健康な状態では入らないだろう)

人生100年時代の老後終盤をシミュレーションしてみた。
どんな人も最後は同じ。
でも、それは番組意図とは違う。
そんなことを読み取られるのは、少しズレているはず。
最後はどうであれ、「いかに」主体的に生きていくか。
人、それぞれ感想は違うだろうけれど。