2014年8月18日

難病指定を受けた後、行うことは難病申請ですね。
治療費が無料になるとのことですが、そもそも何の投薬もなく、半年に一回ほど病院に行くだけなので、それほど効能はありません。

2012年の年末頃になると、時々転けることがあるようになったので、近所のスーパーで1980円の折りたたみ式の杖を買いました。

杖を買うのは、なんだかとても勇気が必要でした。
自分が頚椎麻痺であることが顕著化するからだと思います。

でも、怪我をするよりはマシと、購入し、バッグに忍ばせ、いざと言う時だけ使おう。できることなら、使わなくても良くなるようにベストを尽くそう。
そんな気持ちでした。

ですが、気持ちとは裏腹に、杖を使う頻度は上がっていきました。

最初は酔っ払った時だけ。
知っている人とは合わなさそうな道のりだけ。
通勤の時も。
そして、街中でも。
そして、そして、知っている人の前でも。
それでも娘の前だけは使わないようにしていました。

足の不自由な人、になるんだ私。
颯爽と歩く以前の私には戻れないんだ。
出会いたくない現実と出会ってしまった時でした。