回を重ねるごとに難しくなってきておりますが、お付き合いをよろしくお願いします。それとともに、IQプロジェクトが始動したということで、おめでとうございます!遅ればせながらお祝いを申しげます。LinQ本体の規模はかなり縮小されましたが、LinQを去っていったメンバーの分も頑張っていただきたいと思います。今後も継続して応援致しますので、素敵な舞台を今後も見せていただきますよう、お願いします。
話を戻しまして、前回はコンプレックスとマーケティングとの関係を解説し、コンプレックスの重要性についてご理解いただけたかと思います。これは私の実学道のブログにも並行的に述べておりますが、個人的無意識やコンプレックスがあるがゆえに、全ての人間を一人の人間が取り込むことは不可能であると結論付けております。もしある人物が全世界の人々を支配できるようになれば、とんでもない世の中となってしまいます。これができないようになっている仕組みを心の問題として取り上げたのですが、しかしながら、ある一定の枠の中ではすべての人を取り込むことは可能です。例えば、家族はどうでしょう。家族の中の誰かが芸能界デビューしようとしているとき、家族全体が反対することもあるでしょうけど、多くは家族全体の支持を受けるものと思われます。そしてCDを売ろうとするとき、友人知人の手を借りようとするでしょう。そこに家族の友人知人や親戚の友人知人と広げていきますと、かなり大きな支持層へと広がります。ところが、血縁関係を離れてCDを売ろうとするとき、急にCDは売れなくなります。なぜならば、人間関係が切れているからです。その切れている人間関係を作る際に重要となるのが「布置」であります。ここでの布置は「グループ」と置き換えてもいいでしょう。
布置という考え方を導入するときに大切なのは、外面と内面の両方を考える必要があることです。心理学的には意識と無意識の両方を分析することにより、心理状態を吟味していくのですが、これを芸能人の布置というものを考えていくとき、該当する主体の芸能人の血縁者や知人友人といういわゆる「身内」の状況と、それ以外の第三者の状況とを同時に考えなければなりません。地方のアマチュア芸能人が陥る失敗の多くは、ただ単なるグループを作り、身内の数が増えたことに「人気」を感じ、そのまま東京へ出ていき、失敗する例です。この場合、身内以外の支援者を増やすことを考えず、外部環境を全く無視した結果としての失敗ですが、芸能人が生まれ故郷へ戻っていく例のほとんどはこの例です。では、どうすればこれを防げるかというと、地元において身内以外のファンを増やすということです。地元だからといってすべての人が身内であるはずはなく、身内から外れた地元のファンを増やすことが大切となってきます。理由は簡単です。人間の心は意識と無意識からなっておりまして、これらがバランスよく統合されたときに個人としての力を最大限に発揮できます。これをファン獲得に当てはめると、地元の身内のファン以外に、主体のことを第三者的に見ることができるファンを取り込み、このファンと身内のファンが統合されたとき、芸能人として最大限の力を出すことができるという仮説です。少なくとも私はこの方法で各地のファン層を増やしていっております。
このようにすると、規模は小さいながらその枠の中では占有率100%の状況を作ることが可能であると考えております。そしてこの占有率100%の布置を増やしていくことにより、全国制覇を狙うというのが私の目論見です。ここで問題となることも多く見ることができますので、それをご紹介しましょう。
1:一番最初の布置は正味の身内を使うことができても、他の地方ではどうするのか。
2:主体と客体の個人的無意識と地域コンプレックスという対立概念を克服できるのか。
3:有名になるまで時間がかからないか。
以上の3つに集約されるかと思います。特に1と3は芸能人を目指すうえで気になる部分だと思います。しかしながら、1を克服できれば3は気にすることはありません。戦術的には台風や竜巻とよく似た原理をつかいます。一つを巻き込めばあとはスパイラルし、地域を回れば回るほどに自分の力は拡大していきますから、逆に時間の短縮へつながります。
今後説明する方法をうまくつ使いこなすことができれば有名になるまで1年くらいです。しかも、ほとんど苦労することもなく、お金も使うことなく、想像を絶するスピードで有名になることができるはずです。但し、繰り返しますが、今後、私が説明する方法をマスターできればの話です。ところが、一気に全国展開を実現させるとマスコミは主体が苦労している姿をくみ取ることができないため、見せ場がなくなるのが弱点ですが、今後は私が実践した、また、実践している全国展開への方法をご紹介していこうかと思います。
ご高覧、ありがとうございました。