心の磁力の活用(具体策 10 無意識とは) | 芸能の世界とマネジメント

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前回は中間的なまとめを行いました。皆様方、まず大切なのは、芸能人として輝くには自分が太陽のごとく輝いているようではいけないということをまずご理解いただきたい。太陽は自ら光を発しており、さらにはあまりの高温がゆえに、多くの魅力を引き付ける半面、誰も近づくことができない星であります。誰も近づけないとなると困ったものですよ。アイドルはファンとの距離が近いことに意味があるにも関わらず、そこに近づけないとなると本末転倒です。ですから、自ら光を発するのではなく、主体を見る客体が主体から光が出ているように思わせることが必用でありまして、それを行うには無意識を意識して活用するということが必要となるわけです。ペルソナだけを活用すると、いわば自ら光を発する太陽と同じようになり、ファンにとっては必要不可欠でありながら、決して近寄ることのできない、非常に矛盾した存在となってしまいます。この点に是非ともご注意を願いたいです。

このあたりで一つ、これだけは言っておきたいことがありまして、それはとても重要でありながらどこのブログで主張しようかと長い間思い悩んでいたのですが、応用編のこのブログにてお伝えすることにしました。ではその内容ですが、「無意識は目に見えないものである」ということです。文字で書くと「それは当然でしょう!!」と思う方も多いでしょうけど、ここ最近は経営学での公演よりも深層心理学での公演を依頼されることが多く、招かれた場所でいろいろな人とお話しするのですが、その方々からの反応を見たり聞いたりして思うことは、「無意識は見えるもの」ないし、「見ようとすれば何とかして見れるもの」と思っている人がほとんどであり、といいますか、私を深層心理学の件で講演依頼する依頼主自体がそのような考えの人であることが多く、私の論文を渉猟し、その結果出てきた答えが「無意識は見える」となるのではかなり困ったことになります。というのも、無意識が見えている状況というのはユング派の診断からすると、統合失調症の症状が出ていることになります。ですから、「無意識が分かりました」とか、「無意識が見えてきました」、また、「無意識で考えることの必要性がある」などと、まるで悟りを開いたかのように語ってくる方が非常に多いのですが、それは間違いでありまして、目に見なく、意識化できないから無意識であることを是非ともご理解いただきたいです。

しかしながら、この無意識をそのまま意識レベルにまで持っていき、それをそのまま「行動」というものに「投影」することができる日本人が多く集積する地域があります。それが「福岡県」です。ユング派の考えでは見えない無意識を意識化するには無意識と意識とを「統合」する必要があり、それは無意識が意識のレベル達するのではなく、意識と無意識とが「結合」される状況でありまして、それゆえに無意識が完全に意識下にて再現されることではなく、無意識を感じるという程度のことであり、その無意識の作用を意識にて納得させ、もし無意識が意識にとって脅威となっている場合には、それを意識として理解し、無意識による脅威に立ち向かっていくという流れになります。

これに対し福岡県で芸能活動や芸術活動を行う人々の特徴として、無意識がいきなり意識レベルにまで達し、それがそのまま意識の状況となっておりまして、いわゆる、意識と無意識との「統合」という作用と概念が全くなく、それゆえに、常識では考えられないほどの芸術性がそのまま形となり、またそれが「意識」という抑制作用も同時に働いておりますので、芸術活動中に異常行動は見られず、一般的には芸能と芸術に関しては「天才」となる状況下におかれた人が非常に多く集積している地域であります。これが九州の全域でこの傾向があるのならば理解しやすいかもしれませんが、九州の中でも福岡県のみ、さらには日本全体でも福岡県のみとなっておりまして、謎は一層深まるばかりであります。

話しはそれましたが、このように、無意識とは天才をもってしても「無意識の状態のまま」見ることはできず、ただし、それを感じることはできるというだけのことです。世間の皆様は私が無意識を見ることができる男と認識しているかもしれませんが、私は確かに、無意識を見ようと努力をしておりますが、見えたことは一度たりともありません。ではなぜ私は人の心を読むことができるのか?またその的中率の高さゆえに田中誠一の研究に取り組む人も続出しておりますが、無意識を知るには無意識をうまく扱っている人と日夜接することであります。そのヒントが福岡県に隠されております。私の研究をするくらいであれば、福岡県のローカルタレントやローカル芸術家を研究することが最短距離を歩むことができると思います。

ご高覧、ありがとうございました。