最近はアイドルにも陰りが見えてきたという、ネット上での記事を目にすることも多くなってきましたが、これについてはライフサイクルというものがありますから仕方ないといえるでしょう。問題は、アイドルグループをいくら経営学や実の経験を活かして考えてみたところで、アイドルグループの本体は法律上の「会社」という組織ではないため、経営学上の「企業」という概念で考えてみても限界があるのも実情です。
例えば、LinQというアイドルグループは企業であるかもしれませんが、法律的に登記された会社ではないため、株券を発行したり、そのほかの資金調達活動を直接的に行うことができません。そこで物販でたくさんCDを販売したりするのですが、一人で一万枚のアルバムを買ったとしても、何らかの発言権を得られるわけではなく、握手券がたくさん手に入るにすぎません。これはいつも見ていて残念に思うのですが、これが直接的に有価証券を販売し、小さな市場ではあるものの、「アイドル株の取引市場」なるものを作り、株券を売買するとかなり面白いことになるでしょうけど、現状では違法な取引となるため何もできないのが現実です。
取引市場ができて適正に取引がされるならばアイドルにたくさんのお金をつぎ込んだ人にも、今以上に報いが出てくるのですが、アイドルは一般に開かれた身近な存在をアピールするのであれば、お金の流れをまずはオープンにするのが大切ではなかろうか?と私は常々思っております。
さすがに市場の中で枠番と倍率をつけて株券の取引数や値上がり高を予測して掛け金を分配するようなギャンブル的なことまで行うと、最後には人身売買のような事件や事故が起こるので行ってはならないと思うのですが、アイドル専用の株券の取引市場くらいは用意できないものか?などと妄想にふけっております。
アイドルの専用市場が可能であれば、それ以外にもロックバンドの専用市場とか、漫画家や小説家の専用市場とか、細分化された小さな株取引の市場がたくさんできることによって、投資をやりやすくし、さらに、各種のアーティストや専門家が資金調達しやすい環境を整えると経済の発展とまではいかないまでも、芸能や娯楽市場は今よりももっと活気のあるものとなると思うのですが、いかがでしょう?
まずは私が合法な手段で何らかの市場を作るアイディアはあるのですが、非常に残念なことに私は国家公務員であるがゆえにそのあたりことが制限されてしまいますので、だれかやってもらえる方がいればお願いします。
私の個人的な話にお付き合いいただき、ありがとうございました。次回をお楽しみに。