越えよ
2024年11月20日発売
タイアップしたテレビ東京の番組「人生下克上オーディション」のコンセプトをそのまま持ってきた様な曲。ってか、MVが番組のシーンをそのまま使っているしね。メンバーそれぞれがソロパート部を歌い上げるという個を押し出すカタチになっているのもそう。カップリングの他3曲とは異なった曲調とコンセプトと言える。まっ、何曲か入ったCDの内1曲はバラード系ってのは昔からの定番という説もあるのですが。
さて『越えよ』ですが、上記の通りオーディションのコンセプトというのはあるにせよ、昔のアイドルマニアのワタシからすると、歌詞がビックリです。「妬み」とか「僻み」なんてマイナスなワードって、昔のアイドルソングには絶対入らない単語だからね。もちろん、それを「越えろ」って歌ではあるんだけど、そもそも「妬み」や「僻み」なんて感情は「ない」ってのが昔のアイドルの前提だったわけで。「いつもニコニコキラキラ、強く正しく美しい」のがアイドルの前提条件ってゆーね。
でも、今はそーゆーお花畑系の作られたイメージってアイドルと言えども通用しない時代なんでしょうね。リアルに近づいてきたってことだろうけど、80年代を知るオジさんからすると、そこはダマしていいよってか、予定調和の世界もアリと思わなくもない。予定調和って、それはそれで楽しいの経験しているから。
昔のプロレスは面白かったんだよ!みんな猪木こそ世界最強って信じてたんだよ!って感じですな。