あれは確か梅雨の頃。

出先で書類を書いている最中、「」という字を書こうとして途中で手が止まってしまったことがありました。

 

こちらが再現写真(特別出演、ミィちゃん柄のジェットストリームボールペン)

 

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土へんを書いて、よいしょ、よいしょ…。

あれ? このままだと「坂」という字になってしまう。

脳をフル回転させ、「城」の字をイメージ。

ボワワーンと文字の形が出てきたものの確信が持てずに横にいた母に声をかけました。

「ねえ、お母さん。城って字、土へんに成る、だっけ?」

50歳を過ぎた娘に小学生みたいな質問をされ、面食らいながらもうなずく母。

その場は事なきを得て、無事に書類は完成したわけですが「城」程度の簡単な字がとっさに出てこなかったという事実は私の心に重くのしかかり、その日以来、意識して文字を書くようにしています。

世の中のほとんどのことはデジタルで処理できるようになってきたけれど、文字が書けなくなってしまったらやっぱり寂しいものね。

 

 

次回は「切り捨て事件」をお送りしまぁす。