昨年夏、ひょんなことからタブレット持ちになったわたくし。
お目目のかすむお年頃なので、電子書籍を読むのに活用しています。
本を読むのも保存するのもこれ一台。
機器の薄さからいえば、これ一枚。
本を所有しながらも空間は占有されないこの快感。
物を所有すればするほど物に所有される資本主義の息苦しさを、
一瞬なりとも忘れさせてくれる、そんな存在。
それが電子書籍。
うん、分かってる。ちょっとおおげさ。
もちろん電子書籍も利点ばかりではありません。
一番の落とし穴は大人買いへのハードルが低いこと。
一冊買おうがシリーズ全巻買おうが、
ポチッとワンクリックで済む。
あれもこれも読みたい本を買っていたら、ホンゲル係数がだだ上がりしてしまう。
ホンゲル係数・・・家計に占める書籍代。造語。
そんなわけで、
日々過剰な読みたい欲求と闘って生きているのでした。
人生って修行よね。