今日はまじめに、去勢・避妊手術について考えてみましょうか。


メリットとしては

・望まない出産を防ぐ

・病気を防ぐ

・性的欲求によるストレスから解放


デメリットとしては

・手術失敗の危険

・手術時期が早すぎる場合、成長に影響がある場合も。

・体質の変化(肥満傾向になりやすい)


手術を受けさせない場合、「自然のままにさせたい」という理由をよく聞きます。その気持ちは理解できますが、「自然」とは「準備が整えば交配・出産ができる環境」ではないでしょうか。発情しているわんこに交配させないことが「自然」なのでしょうか。盛りのついたオスは大きなストレスを抱えケンカをしたり、自宅から逃走したりします。メスの場合は出産させずヒートだけ経験させるのは、人間同様かえって負担になるのではないでしょうか。


現在、人間で子宮関連の病気が増えているのは、生涯に経験する生理の回数が増えたからだそうです。戦前に比べ、栄養状態が良く、生理が始まる時期は早まり、閉経も遅くなります。そして、生涯の出産回数が減る、となると、戦前の女性に比べて、我々はかなり多くの回数を経験していることになります。経験する生理が多いとそのぶん子宮には負担が掛かり、病気につながっていくのだそうです。

ちなみに平安時代では女性が生理を経験するのは生涯でわずか10回程度だったらしい。15歳くらいで初産、30歳くらいで閉経を迎えていたようですし、妊娠出産回数も多かったでしょう。そんな時代では子宮筋腫なんて病気はなかったでしょうね。ですから、現代女性のみなさんは定期的に検査しましょう。若くても、油断禁物よ。


って話がずれましたね。


もちろん、メリットばかりではありません。

まず、避妊・去勢手術での死亡例はゼロではありません。去勢はそれほど難しい手術ではありませんが、愛犬が麻酔に弱い体質だとすると、非常に危険です。

また、時期の問題があります。幼すぎる時期の手術ももちろん問題ですが、高齢になってくると、手術はかなりの負担になります。若いほうが新陳代謝が良いし体力もあるので回復が早いわけですから。

次に、術後の体質の変化があります。これは、肥満傾向になりやすくなる、と言い換えても良いでしょうか。肥満は百病の源ですから気をつける必要があります。りんの手術後、食欲が変わらないので油断していましたら、吸収力が増していたようで、体重が激増してしまいました。認識不足で反省しきり、でした。


去勢・避妊手術について、くわしくはこちら


というわけで、個人的には、手術時の危険性を除けば手術した場合のメリットのほうが大きいと思っています。愛犬の肥満は飼い主がコントロールすることで防げますが、病気に掛かりやすさはどうすることも出来ません。

「幸せな犬生」についての考えはひとそれぞれだと思いますが、愛犬に健康で長生きしてほしい、と思っている方には手術の検討をおすすめします。良いお医者様をみつけて、十分に相談してみてくださいね。