犬を飼いたい、と初めて思ったのは、

今をさかのぼること20+α年も前。


のろまな子供のふりをしながら実は狡猾だったわたしは、

ありとあらゆる手段を使い、両親に「犬ほしい」と訴え続けました。


しかし、訴えは却下!!!


理由は「おばあちゃんが犬が好きじゃないから」


確かに祖母は動物が嫌いなようでした。

毛がふさふさしたぬいぐるみもちょっと気味悪がっていました。


…そういえば祖父はその半生を「ハゲているけど男前」と呼ばれて過ごした明治男。

…おばあちゃん、毛がないのが好み…


さて、

りんを家に迎えて2日後、母を我が家に招待しました。

みせたいものがあるよ、と。


母の第一声。

「…ってるの?」


ほかにどうしてるように見えるんだ。


第二声…。

「ずっと犬ほしがってたもんねぇ」


え?おぼえてるの?

そして母、衝撃の告白!


「わたし、あんまり犬が好きじゃない


ええええ?おばあちゃんが嫌いだから飼えないって言いつづけたじゃないかー。

ほんとうはおかあさんが嫌いだったの!??!?!!


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それから4ヶ月。


電話では必ず「りんは元気?」

実家に行くと「りんちゃ~ん、いらっしゃい」


すっかり、りんのとりこ


「今日、○○さんちへ行ったら犬がいて、吠えられた」と嬉しそうに語る母。

……要するに「りんは吠えなくていい子だね」って言いたいらしい。

……よその犬に吠えられてにんまりしてるの、ちょっとおかしいよ、おかーちゃー。


そして、とうとうわたしのことをりんママと呼ぶようになってしまったとさ…


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犬嫌いを直す犬、りん。

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むしろ、人間が好きです…犬よりも。