先日、メニュー作りで連載させて頂いている「新しい飲食店開業」の編集長さんから特集記事の執筆を依頼されてここ2日ほど時間をとられていました。内容は「異業種企業の飲食参入について」
2400字程度の依頼なんですが、漏れなく書いていこうとすると全然足りない。優先順位を考えて、かなり省略しながらでも3600字程度になってしまいました。
それで思い出したのが、過去に、お菓子やさんのイタリアンレストランの参入をお手伝いしたのですが、この仕事がものすごく楽しかったですね。
物件はあって、工事は進んでいるけど、商品やコンセプトが全くの白紙。
しかも、人員は既存の菓子職人さんとアルバイトだけ。
急遽、メニュー構成と厨房設計、備品の選定と発注、レシピ開発と食材手配、職人さんへの調理トレーニング、アルバイトさんへの接客トレーニング、メニューBOOOK作成まで約2ヶ月でやりました。感心したのが、デザートメニューの開発。
そもそも、お菓子屋さんの職人ですから、皿盛りのデザートをこちらの期待以上に仕上げてくる。手間がかかる見た目なので、普通は拒絶反応がでそうですが彼らにしてみれば、サラダ1品を仕上げるほうが面倒に感じるようです。それが、当たり前という雰囲気なのでアルバイトさんにも盛り付け方が指導されて難なく定着しています。
このあたりが、体質というのかもしれませんが、既存の飲食業にない価値を提供できているから異業種の飲食参入は面白いと感じました。
記事は9月20日発売の「新しい飲食店開業10月号」に掲載予定です。
興味のある方はチェックしてください。