グルーポンやボンパレ、くまぽん等、格安チケットの販売も珍しくなくなってきました。
経営者の中には敬遠される方もいますが、飲食店での販促として実際はどんな
効果があるのか? 前回の続きです。
前回の考察では、クーポン客では割引と手数料を支払うと粗利が非常に低いということが理解できました。
そこで、人件費、経費、追加売上という点で対策をしていきます。
☆ ポイント1
まず、格安クーポンのお客様をこなす為の人件費の考え方です。
例えば、ホール2名、キッチン2名、店長1名の計5名で運営している場合。
この布陣が通常営業の場合、人員与力は人時売上高4000円で計算すると
1時間あたり5名×1時間×4000円で2万円は余裕で売れるはずです。
そもそも、クーポン集客しようと考える店なら、もう少し人時売上高は低いと予想されます。
つまり、クーポン客の対応には、既存人時の範囲(与力)で回すという考え方であれば
新たに人件費をかけることなく、確実に売上を増やすことができます。
☆ ポイント2
1日の受け入れ上限組み数を設定する。
人件費をかけずにクーポン客をこなすためには、1日あたりの受け入れ組み数を制限する必要があります。
例えば、同じ時間で3組とってしまうと、既存人員でのやりくりが難しいと考えられます。
また、通常繁盛する土日、祭日、金曜日の受け入れについてもクーポン使用におけるルールを明確に
しておくのが良いと思います。
☆ ポイント3
1組人数をできるだけ4名で買って頂く。
飲食店のクーポン買い上げ1組人数は圧倒的に2名様が多いのです。
席効率を考えると、1組4名様のお客様を増やすことが大切です。
そのために、4名様分のチケットお買い上げ現地特典などを考えておくと良いと思います。
☆ ポイント4
事前予約の期間は短く設定する。
クーポン客については、予約できる日時は希望日の1週間前から前日までと決めておきます。
通常のお客様のご予約を優先させるためです。仮に、団体予約の問い合わせが来た場合に
クーポン客とのブッキングで席が足りないという状態を極力回避する狙いがあります。
☆ ポイント5
現地支払オプションを多数揃えておく。
クーポン客の場合、数字合わせで大切なのが、現地払いでの追加注文です。
現地払いオプションには手数料がかからず、全てお店の売上となるからです。
一番需要が高いのがドリンクでしょう。通常よりも格安で追加注文ができる
ご案内を作成するのも効果的です。
さらに、いくつかやっておきたい大変重要な項目がありますが
顧問先にも失礼なので内緒です。
余談ですが、クーポンサイトで購入の大体2~3%は、来店されずに期限切れを迎えます。
お店にしてみると、お金はもらったけど来店されなかったお客様なので申し訳ない気持ちになりますが
純利益となります・・・・
また、クーポン販売中は、自店舗のHP等のWEB媒体のアクセス数は飛躍的に伸びます。
購入客以外の見込み客にも宣伝になりますので、しっかりと整備することが大切ですよ。
簡単ですが、クーポン販売サイトの仕組みをご説明しました。
イニシャルをかけずに宣伝するには、優れた仕組みだと思います。
飲食業の集客、新規開業をお考えの方
プライベートセミナーを実施しております。
本などには書かれていない、今通用する成功ノウハウを知ってください。
詳しくはこちら
また、無料の経営相談を随時受け付けております。
初回は完全無料ですが、相談者の方は100%満足して頂いております。
さらに相談者の半数の方は、初回相談で問題解決の方向性を導いていますので
ぜひお気軽にお問い合わせください。
無料経営相談はこちら
また、下記サイトでもコラムを配信しております。
飲食店開業準備室
飲食PROネット
会員誌パートナー