商業施設も飽きてきた | 飲食店繁盛のヒケツ

飲食店繁盛のヒケツ

飲食店運営に役立つ情報や日々の雑感、コラム等を配信しています。飲食店に興味のあるかたも無い方も楽しく学ぶ飲食店経営論をご紹介!

休みの日には商業施設の飲食店を見て回るようにしています。
施設内の店は、個店の集客力はあてにならず、施設の集客力次第で売れない店でも売れるようになるものです。昔は一番の立地であった商業施設も最近では同質化してしまい、施設の集客力に悩んでいる開発元が多いようです。

施設の美味しいところは、土日祭日の集客は抜群だけども、平日が全く駄目。
最近では高速料金土日優遇でさらに追い打ちを受けているのではないでしょうか。
物件情報も去年くらいから同じ商業施設からののリーシングが決まらずに繰り返し流れてきます。本当に良い情報は取りにいかないとダメで、ねじ込むような交渉をしないと確保できないのが現状でしょう。

それと、同質化という面では、特にフードコート店舗には楽しさがなくなってきたように思います。昔はワクワクしながら選べたのですが代わり映えしない。無難なリーシングの結果でしょう、そして本当に集客力のある業態はごく一部で、そんな店には声もたくさんかかって選べるような状況です。

キッツザニアが成功しているように、子供にターゲットを絞った飲食業態なんかあればよいと思うのになかなか現れません。たとえばお子様ランチも年齢毎や性別で選べる種類があるとか、離乳食が用意されているとか・・楽しさを提供する飲食店があれば家族連れが増えると思います。ちなみに近所のイオンのフードコートではリニューアルされて子供が基準として設計されたイスやテーブル席を中央に配置して家族連れ客に人気です。昨年開業した東京のSUNAMOでも導入されていた子供連れ専用客席は、客席効率は落ちるかも知れませんが好評です。
最初から数字合わせの業態ばかりでは同質化してしまうのでしょう。

最近は商業施設内店舗の集客UPは店だけの取り組みでは難しいとつくづく思うのでした。