売る時間の工夫 | 飲食店繁盛のヒケツ

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最近は夜ランチというのが認知されてるみたいです。

先日知り合いの経営者と話しをしていて震災前の昔話しをして盛り上がりました。
その方は、神戸で10坪の喫茶店を経営されていたのですが、震災で閉店に追い込まれました。
その店は喫茶店でありながら日に10万売ることもある大繁盛店だったようです。
コーヒー豆の使用量でメーカーさんから表彰をうけたこともあるそうです。

特にお客に受けていたのが、全時間販売しているモーニング。
朝は380円、昼~は480円でパン、野菜、卵、珈琲を付けていたのだそうです。
手間はかかるけど、原価は100円。1食売ったら280円~380円の粗利です。

はじめたきっかけは、朝10時で終了していたモーニングを10時前後に来店する客に
売るタイミングが難しかったからとのこと。それなら、全時間売ってしまえと単純だったそうです。

すると、昼でも夕方でもモーニングが飛ぶように売れたとのこと。
茹で卵なんか1日に200個近く仕込んだそうです。

この考えは、モーニングは朝だけのものという常識を抜け出せば
誰でも想像つくことです。

昼はランチを売らなければならないという観念を捨てた途端
一番売れてるモーニングを全面展開しようと考えついたそうです。
この店の客層は、食事を目当てじゃなく喫茶、軽食目当てだったのです。
無理に食事需要を取ろうと考えても厳しかったのではないでしょうか。

モーニングやランチ、ディナーの売り方を考える上で大事な事だと思います。

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