ある和食屋さんでの少し気の利いたサービス。
もう8月に入りましたが、この和食屋さんは1年中熱いお茶、冷たいお茶を用意
しています。客層は年配の方が多く、みなさん長居するお客様です。
今の季節なんかは外は大変暑いので、入るとすぐに冷たいお茶を飲まれますが
ゆっくり食事をするうちにクーラーで体が冷えてきて、最後は熱いお茶が欲しいと
言われるお客が数人いるそうです。
逆に冬場は食後に冷たいお茶を用意すると数人のお客様が
冷たいお茶を飲まれるそうです。
お茶といえば、有無を言わさず夏は冷たい、冬は熱いのしか出てこない店が
多いですが、どちらか選ばせてくれるというところに気遣いが感じられます。
お店では効率ではなく、お客の満足を優先させた結果だそうです。
ここで大事なことはサービスとは最大公約数的な考え方ではなく
個に焦点を当て続けることが非常に大切だと思います。
南極でかき氷は売れないという考えが大多数ですが
そこで欲しいという方を見つけるようなことかもしれません。
でも、南極でかき氷を欲しいと感じた方にはオンリーワンの店と
なるのです。