先日レイトショーにて告白、見てきました。松たか子に、中島哲也監督の
今もうすごいことになっている映画です。笑
ネタバレあるので見てない人は読まない方がいいかもです。笑
とにかく松たか子の淡々とした演技と、虚無感ある映像美がよかった。
今ならではの頭のいい復讐の仕方で、森口には共感できる。
というか、この出てくる人全てに共感ができてしまう。
それは、とても悲しいことだと思う。
どのキャラクターもすべて今の時代可能性があり得るものばかりだからだ。
子供に期待しすぎて、期待にそえないと暴力をふるう親。
期待に添えなくても愛が欲しいために他の物には人間の命さえ軽視してしい、殺人さえも実感のわかない子供。(これはいきすぎかと思うが)
世間からのバッシングを受けて精神の病になってしまった子供。
ケアをしようと頑張るが、ケアしきれず、心中しかないと追いつめられる親。
いきなりの子供の喪失と動機の軽薄さに最悪の復讐を誓う、母。
昨今のニュースをみても同じような物があふれている。
その部分をリアルに見せつけられる事で、考える。文字やイメージだけでなく。
ヘビィだとか、暗いだとか、もちろんそれはあるんだけど、
それより一歩先に。自分がこういう人間になっていないか。
歯止めがきかなくなっていないか。
世間に惑わされすぎていないか。楽しく生きていないか。
色々考える映画でした。
最初の告白シーンから引き込まれました。
一人で観に行ってよかったと思いました。笑
家に着いて寝て次の日までほとんど心の中にふくらんでいて話す気になれないのでした。