東京ジャンクフード | 婚活カウンセラー♂の休息所

婚活カウンセラー♂の休息所

東京のとある結婚相談所で、主にメール相談係をやっています。裏方の仕事ではありますが、実はとても責任のある仕事でもあります。恋愛相談♂♀掲示板も長くやっていますが、ここは私の休息所。日ごろ思っていることをありのままに書いていきます。

草食系とか肉食系なんて言う言葉が流行ったが、

何を食べているかを見れば、

その生物の身体的な特徴や、性格などかなりの部分が

推測できてしまうものである。


旅行に行って、

料理が美味いところはたいがい居心地もいいし、

その地域の人々とも親密になれることが多い。

逆に、食べ物が合わないなと思うと、

その土地の人々とは、感性も合わなかったりする。


人によるんだろうけど、

俺は東京の料理が異様に糞まずいと思うのである。


これは、B級、C級グルメからはじまって、
高級料理、チェーン店の料理に至るまで全てである。



どうまずいか







まずは俺も含めて一般人が

記念日でもない限り、通常外に食べに行くのは、

B級、C級グルメあたりだと思うのだが、

わあ、ここの店すごく美味しいや、また来ようとか、

この味付け、自分でも真似してみたいなと思うことが少ないんである。

東京の場合、味の良さよりも、

量の多さ、値段が安いなどのお得感、

それから見た目がすごいとか、

俺からしたら、どうも感性がずれているんである。


美味しいものを食べたい、

美味しいものを作って食べさせてあげたい、

そんな気持ちが少ないように思える。


これはお店側にも言えるけど、

ネットの口コミ評価なんかを見ると、

「食感がざらざらしていてイマイチでした」とか、

「パンチのきいた強烈な辛さで最高でした」とか、

どう考えてもそれ、突っ込みどころが違うだろみたいな評価ばかりで、

お客さん側もそうなんだ、

これじゃあ仕方ないなと思うばかりなんである。


俺と同じこと思う人はいるはずだと思ってネットで

「東京」「糞まずい」とかで検索すると、

やはり関西出身の人の中には、東京に出てきてあまりの糞まずさにびっくりする人も少なからずいるみたいなんだね。


もう少し具体的に書こう。


例えばラーメン。

元々素朴だった東京のラーメンが、

ブームになって店同士が競い合ったせいで、

秘伝の味とかカッコいいようなこと言ってるけど、客受けするように変わった素材を使ったり、極端に脂を増やしたり、味も強烈になって、不健康きわまりない料理に成り下がってしまった。

まさにラーメンブームは負の遺産だったと思う。

そんな強烈なラーメンを今でも好む東京の若者たちの店から出てきたその満足そうな顔は、

水を得た魚というよりもむしろ油を得たゴキブリのようにテッカテカに妖しい艶を放ち、何とも気色悪いんである。


それから外国料理。

日本でも外国人が個人経営している店は美味しい。

東京ではそれができにくいんだろうね。

東京では日本人が経営者でアルバイト的にその国の人を使っているような店が多い。

日本の味がベースになっていて、その上にその国の味がミックスされているものだから、

ごちゃまぜ感半端なく、何だこの味は?と味覚を疑いたくなることが多いんである。

店の内部でコミュニケーションもちゃんと取れてないんだろうなと思ったりもする。

せっかくベトナム料理の店ができたなと思って試しに行ってみると、店員さんのベトナム人はなぜかベトナム旅行に行った時のベトナム人とは違う浮かない顔をしているように思えて、料理もぜんぜんベトナム料理っぽくなかったりするんだね。

最近東京でも一般的になってきた花椒を使った中国料理だけど、

これも安易に今までの味付けに花椒だけを混ぜるものだから、中国の麻辣風味とは違い、

ごちゃまぜ感極まりないんである。

タイ料理は辛いものが多いが、東京には辛いのが得意で激辛なら何でもいいという味付けには鈍感な人がけっこういるようである。タイ料理は辛さ甘さ塩っぱさ渋ったさなど何重にも味がミックスされてるから美味しいと俺は思うのだが。あとは新鮮な素材が料理の中でいかに生かされているかもだいじだね。

最近、パクチーだけを皿に盛った、パクチーサラダっていうメニューをよく見かけるが、東京にはお金がなくて小さい頃パクチーを買えなかった人が多いんだか、よっぽどパクチーに飢えてるんだね。パクチーだけを食べるってどうよ?俺にはどうも謎なんである。



東京のチェーン店の糞まずさに話を移そう。

本来はチェーン店の料理は地域限定ものでない限りは、どこで食べても同じはずである。

ところが、俺は吉○家や○屋でさえ、地域差を感じるようになってしまったのだが、

むろん東京がワースト1位なんである。

まずは心がこもってない。

高校生までは明るく素直に育った、地方出身の性格の良さそうな大学生のアルバイト店員、

そんなんがだんだんに東京色に染まっていくんだろうね。

お客さんが入ってきても、かったるそうに言葉を発するのももったいなげに、

「・・・ちわ」ならまだいい方。「・・・・ゎ」そんな退廃的な先輩の雰囲気が東京っぽくてカッコいいと思って真似しちゃうんだね。

こんな店は盛り付けなんかも雑。置き方も雑で味噌汁なんか少しこぼれることも。

そしてそんなときの謝る言葉も「すぃ、、」

おい聞こえないぞ。

ご飯は元は同じ銘柄でも炊き方でそうとう変わるよね。

野菜なんかも扱い方でシャキシャキ感も変わってくるはず。

そんなんがワースト1位ってわけだ。

そんで、そんな糞まずい店で一人わびしく飯を喰らう独り者のサラリーマンたち、

婚活してんだか、開き直ってんだかはわからんが、

悲劇ドラマの主人公みたいな自分の哀れさに酔いしれているってか松重豊風にも見えるその風情、

ああ、なさけないと思うばかりなんである。




東京は高級レストランもイマイチだ。

っていうか、数少ないながら今まで行った東京の高級レストランは、

残念ながらことごとくみんな外されたっていうか、

これが大阪であれば、逆にどこへ行っても外れはなかったんであるよ。


高級レストランに何を求めるか。

まあ食にあまり関心がない人だったら

1人あたり1~2万円もかかるコース料理なんかお勧めできないが、

食通の人にとっては、どこかに旅行に行くのと同じぐらいの満足度が得られるから

それなりの金額を出して食べに行く気がするわけなんだよね。

前菜からはじまって、次々に出てくる手の込んだ料理の数々。

お店の雰囲気や気を使った盛り合わせの仕方、料理にぴったりのお洒落な食器類など、

そして一つのコースには何かテーマがあって、最後にサプライズがあったりして、

そんな思い出に残るような一つのイベントを楽しみに行くわけだ。

足腰に自信がなくなってきたシニア世代なんかは、

高級レストランは、まさに旅行にとって代わるような楽しみでもあるんだね。


そんな気持ちで出向く客の心を全くわかってないっつか、

東京の場合は、人の気持ちを踏みにじる気かと思えるような店に出くわす率がとても高いんである。

あわてて宣伝して評判をこしらえた店なんかはまずダメで、

創作料理なんてのもまずダメで、

老舗のレストランでも、東京ではいいなと思えるレストランに当たったためしがないんである。


東京は、何もかもがちぐはぐで、

せっかくの高級素材も料理にうまく生かされていないことが多く、

この味いい味だな、真似したいなと思うことも皆無で、

感動が沸き起こってこないどころか、

素晴らしい時間、空間を提供してくれたと思えなければ、

くっくっ、損した、俺の2万円を返せという気持ちにもならざるを得ないんである。

もちろんその場で文句を言ったことなんかないが、

どうでしたか今日の料理は?って聞かれた時の受けごたえで、

満足してないなというのは悟られてしまってたとは思う。

ダメなところは何回食べに行ってもダメ。

センスが違うんだか。


なぜ高級レストランもまずいか?

それは、高級レストランを利用する人たちが、美味しいものを追及するような気持ちの余裕のある人が少ないからだと思う。

つか味がわからないって言うか、美味しいとかまずいとかもあまりこだわらないっていうか、

食を楽しもうという意識すらまるで無いのかもしれない。

勉強や仕事ばかりで、趣味、楽しみも他のところにあって、

食べ物なんか二の次、東京ではそれが普通なんだろうね。

さらに言ってしまえば、実際の味なんかよりも、高級レストランに行けるステータス、

そんなのだけを重視しているように思えるんである。


東京ではエリート層のほとんどが、モンスターペアレントに育てられたアダルトチルドレンばかりだから、

感覚が麻痺していて、味がわからないという気かしないでもない。


同じようにまずいのは日本ばかりでなく、アメリカやイギリスも料理がイマイチな国である。

なんか英語圏の国と、英語圏と仲の良い国がまずいのかなとも思えなくもないね。

都議会議員選の前に、こんな東京の悪口を書いたのは、

テッカテカ都知事さんの何たらかんたらの会も、

得体のしれない食べ物食べてそうな自民党議員さんたちも

失望しか感じ得なくて、こんな記事書きたくなったまでである。


そんなら東京に来なければいいじゃんとか言われそうだが、

ちゃんと脳みそも身もしっかり詰まった、

他の国からも憧れられるような東京作りをしてくれる人が出てきてくれることも期待しているんである。