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| GREE(グリー)と中国Tencent(テンセント:騰訊控股)は連携してAPI/SDKを共通化したオープンな携帯ゲーム用プラットフォームの提供を8月5日に開始した。(写真は、左からグリー代表取締役社長の田中良和氏、タイトーの庄司顕仁氏、コーエーテクモゲームスの小林伸太郎氏、Beijing Moca WorldのCEOのStanford氏、テンセントのDavid Guo氏) |
Guo氏が強調したのは、「グリーの1億5000万ユーザーとテンセントの6億5000万ユーザーに対して同一のIDでログインし、コンテンツ間の行き来をスムーズにできる。かつ、ユーザーのプロフィールや友人、課金システムも共有する共通のプラットフォームを提供できるようになる」ということ。ユーザーへの課金は、テンセントで一次的に清算し、指定口座に振り込む。「膨大なユーザーに対してフリーでアクセスでき、サーバーを提供するとともに、最善なカルチャライズ(翻訳や内容の現地化など)のサポートも一括して行う。ゲームメーカーは、開発と運営に集中することができる」という。
さらに、Guo氏は、「中国のモバイルインターネットユーザー数は、2011年6月現在で3億人といわれるが、2012年12月には5億人に拡大するだろう。同様に、スマートフォンの台数も3000万台が9000万台に拡大すると予想される」と市場の急速な拡大を予想。加えて、「テンセントは100億人民元のファンドを運用し、100社以上のパートナーに出資し、上場サポートを行っていきたいと考えている」とし、今回のプラットフォームで成功したゲームメーカーは有力な投資先になり得るという考えを示した。
中国のゲーム市場は、違法コピーによる海賊版の横行によって、2002年-03年に進出したタイトー社やコーエーテクモ社でも2008年-09年に撤退を余儀なくされた。中国国内企業でもパッケージ型のゲームは、発売直後に海賊版が出回り、中国のゲーム会社として米NASDAQに上場するPerfect World社などは、早くからオンラインゲームを提供・運営に転換し、海外の市場で成長することを志向してきた。また、膨大な数の携帯機器への対応、遅すぎる通信速度などによって「携帯電話でゲームを動かすことが大きなハードルだった」(Moca社)という。
そのようなゲームメーカーにとっても、今回の共通プラットフォームの登場は、大きなビジネスチャンスに映っている。コーエーテクモ社のネットワーク事業部長専務取締役の小林伸太郎氏は、「中国市場はグローバル戦略のなかで際立って大きな市場」として、12月までに同社の代表的なゲームソフトである「100万人の三國志」を投入する予定。また、「SPY WARS」を投入する予定のタイトー社ON!AIR事業本部長の庄司顕仁氏は、「中国は魅力的な市場であるが、足を踏み入れると足元が不安定な難しい市場であるという印象があるが、今回のプラットフォームによってしっかりと立っていられる足場ができたように思う」と語っている。(編集担当:徳永浩)
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