山々では徐々に紅葉が始まり、空は高く、風は冷たさを感じるこの頃。

「いつ、サーフでキャストしたかな…」と、過去のブログを見ると、2ヶ月前に投稿したまま。

在宅勤務も解除になって週に3日本社へ通う日々、片道2時間以上の通勤は疲れる。

「サーフにも行けず、ストレスは溜まるばかり」と思っていたところへ、仙台の亘理町でサーフの町長杯が開催されるとの情報が舞い込んだ。


富山の釣友から「ご一緒しますか?」と。

日程(10月9日)も問題はなく、帰宅命令も出ていないので二つ返事で。


参加申込…ここで思わぬトラブル発生。

申込時間からそれほど経過していないのに、定員の150名枠が埋まり、受付終了。


それでも、釣友やヒラメ釣りの神様に会いたいので…。


片道368km 時間は休憩も入れておよそ6時間。

三連休の暦なので、首都圏を抜けるには時間が掛かりそう。


それに、前日から現地入りしようと思っていたら、土曜日に定期診断。

病院から直ぐに移動して、調剤薬局に薬をお願いして…社宅を出発したのが15時少し前。


案の定、首都高速は渋滞で常磐道に入ったのが出発から約2時間後。

一人旅なので、暗くなった常磐道を愛車のドライブアシスト機能を使ってのんびり北上。


アクセル踏まなくて良いし、前の車について行ってくれるし、ハンドルに触れていれば道なりに曲がってくれる便利な機能です。


そんなこんなで、目的地に着いたのは21時を少し回った頃。

ガソリンスタンドを探して給油…こっちのスタンドは夜間営業していない?


やっと、1件営業しているスタンドを見つけて給油して、ほっともっとで徳から弁当を購入して車中泊。

富山の釣友とは日曜日の会場で待ち合わせ、午前4時には会場へ。


受付に行くというので一緒に、エントリーしていないので、受付の方にキャンセル枠を尋ねると、「大丈夫ですよ」と親切に受付してくださいました。


富山の釣友は男性が偏頭痛で体調不良ということで、一人でポイントへ向かうことに。


ポイントは、以前、マゴチと蟹を大量にキャッチした所。

堤防の階段にある番号で覚えてる。


ウェーダーを履いて、フローティングベストを着けて階段を上がれば…そこは波が高く、波足も長く海面は白く、普通なら釣りはしない程の海況。


でも、アングラーは見える範囲で端から端まで並んでいるのが見える。


入りたいと思っていたポイントはすでにアングラーの姿はあるものの、間に十分入れるのを確認して、いざ「入砂」。


入砂してまもなく、朝焼けから日の出。


波が高く、時折入るうねりに踏ん張りながら、

できる限り底をとる釣り、ほとんど巻かずに潮の流れに任せて…デッドドリフト。

着底から少し持ち上げてまた落とす、その繰り返しの3回目に強い生命感。


スピンビーム37gのテールをがっつり咥えて上がってきたのは35cm。


「魚はいるんだな〜」と考えながら、写真を一枚撮ってリリース。

「おねえさん連れてきてね」とお願いしたのは確かです。


左から右へ流れる潮と風、潮位が下がり始めたのでルアーをシンキングペンシル(ウェッジ)に変更。


5投目、着底してから少しだけ浮かせてそのまま潮の流れに任せて(ルアーぷるぷるする)流しながら…それでも時には思いの外右側から戻ってくる状況。


左側にキャストしたのが正面になる頃、突然、ドラグが鳴り始めて…「さっき締めたけど緩かったかな」。

少しドラグを締めてやり取り、突然軽くなり「バレたか」、慌ててハンドルを回す。

波の上に魚体を確認、波に乗ったみたい。

次の瞬間には生命感がロッドに伝わり、一安心。


抜きあげると口からルアーがポロッと外れて、フッキングしたところが広がったな。


メジャーで測ると44cm。

周りは釣れていない様だし、一応キープして検量に持ち込もう。

ブービーくらいにはなるかもしれない。


時計は7時、まだ大丈夫かな。

同じ様なスタイルで、ルアーをチェンジしたりカラーチェンジしたり…、一度、ひったくる様なあたりはあったけれどフッキングせず。


ベストから頂いたゴミ袋を取り出して、周囲のゴミ拾い。

驚くほど、飲料のペットボトルや空缶が目立ちます。


時計を見ると8時少し過ぎたところ。

「あと数回キャストして上がろう」のはずが、

座り込んで周りを眺めたり、近くのアングラーを見たりしていて、「だいぶ人が減ったな」そろそろ、ん、えっ、もう9時30過ぎてる。


車に移動して、とりあえず忘れ物がないかチェックして会場へ。

どうにか間に合ってゴミを渡して、「検量はどこ」

「魚きたよ」と係の人が受け付けてくださいました。


先に一枚、サイズは44cmだそうです。

「同じサイズだね」ということで「時間で順番は次になります」と。


「まさかと思ったけど、ヒラメ上がってないのかな」、「マゴチもいない」。


富山の釣友と合流して「釣れた」ってお互いに聞いたりしながら。


抽選会やDUOのブースで堀田さん、赤堀さん、飯島さんそれにTぞうさんと話したり、Buddyの佐々木社長と話したり、楽しい時間を過ごして「表彰式」

になり「第3位」で名前を呼ばれて。


「ん、第3位って、さっきまで2枚しかいなかったよなヒラメ」。

そうです、もうひと方、それも45cmで1cmの差で…そんなオチになるなんて、笑いを堪えながら表彰式。


堀田さんのインタビューで…「なんか変な感じ」。

いつも、他人がインタビューされているのを聞いてる方だし。


副賞で掃除機頂きました。

ダイソンじゃないですよ笑

1位の扇風機はダイソンでしたw


記念撮影が終わり、「また来ます」と早々に帰路に。

結構疲れて、温泉入ったら帰れなくなる様な気がして。


で、結局は弾丸釣行なわけで、13時前に亘理町を出て6号線を南下、常磐自動車道へ(ここで判断ミス、途中までは空いていて6号を南下したのは正解だったのに、浪江から乗ろうとしたのに交差点間違えて曲がれず、なんだかんだで日立北から)


時間的に土浦北から渋滞にハマり、高井戸出口から20号経由で相模原に着いたのは21:30を過ぎてました。


ヒラメを捌いて、血抜きしなかったので、捌いてから塩水で洗って水分をキッチンペーパーで拭き取ってからピチッとシートに挟んで冷蔵庫へ。


それからルアー洗って、ウェーダーロッドなどを洗って、自分の塩抜きして金麦を喰い〜ッと500mlを2本飲み干したら気持ちよく、目覚めたのは月曜日の10時。

ブログ書く程の体力もなく、ご飯食べて風呂に入り直したらまた睡魔が。


久しぶりの釣行は思い出に残る旅でした。


来月は「うみねこカップ」でお会いしましょう。


今夜はヒラメで一献だな。