二十四節気は「小満」、七十二候は「蚕起食桑 (かいこおきてくわをはむ)」に変わります。
陽気が良くなって、万物の成長する気が次第に長じて天地に満ち始めることから小満といわれています。
最近では全く見ることが無くなった「蚕(かいこ)」ですが…。
蚕は、チョウ目(鱗翅目)カイコガ科に属する昆虫の一種、その幼虫をカイコと呼びます。
家蚕(かさん)とも呼ばれる家畜化された昆虫で、野生動物としては生息していません、そのことから蚕は牛や馬と同じように昆虫でありながら一頭、二頭と数えます。
完全に野生回帰能力を失った唯一の家畜化動物であり、人間の管理なしでは生きることができない昆虫。
成虫になっても、翅(はね)はあるけれど飛翔に必要な筋肉が退化して、羽ばたくことはできても飛ぶことはhpとんどできません。
最近は蚕の餌となる桑(くわ)の木を見ることもなくなりました。
昔は実家の周りでは養蚕農家が多く、桑の木畑も…学校の帰りに桑の実を口にして真っ赤になったことを思い出します。
(食べ過ぎて母親に叱られたことを思い出します)
蚕の繭から絹糸を取った後に残る蛹(さなぎ)は、コイ釣りの餌に使ってました。
昔は、貴重なタンパク源として食用にされた例は多かったようです。
桑の実は桑酒などといった果実酒の原料で人気があるそう、今も桑を育てているところがあるんですね?
桑の木はとても硬く、磨くと独特な黄色みが現れ、とても美しいので将棋盤や杖などに加工され、高級なものとして扱われています。
この頃は、梅雨…今年は梅雨入りが早くて、関東では6月3日ごろと予想されています。
本格的にジメジメした時期になりますね。
渓流釣りは、少し雨が降る方が良いという話しは昔から聞きます。(実際に体験も)
雨の音や水面に雨粒が落ちることで、釣り人の気配を消せる(魚からしたら気配を感じにくい)からと。
解禁当初は、ほとんどが放流魚ですから人馴れしていることもあり、警戒心は薄いのですが、これからの渓流魚は難しくなります。
フライではカゲロウなどの羽化が活発になり、ドライフライへの反応が良くなるので楽しみですけどね。
最近は、コロナの自粛のせいか、釣りやキャンプが流行ってます。
それを取り上げた記事も多いのですが、マナーやルールについてはほとんど書かれていません(残念)。
ごみの持ち帰り(キャンパーの当たり前「来た時より美しく(きれいに)」というような)、炊き逃げ、河川やサーフではルアーの化粧箱とか、釣り針、切れたライン等の放置、多くのごみが見られ、釣り禁止や焚火禁止、キャンプ場閉鎖等の場所も増加の傾向は免れません。
山に捨てた物は雨や河川に流され、やがて海へ…海岸には流れたごみが打ち上げられて、漁港などでは放置されたごみや釣り針で漁師さんがけがをすることも。
その時だけ、自分だけ楽しめたらというマナーやルールを知らない人の行為で、多くの人が迷惑していることを自覚して欲しいですね。
サーフや堤防などでの釣り場ではライフジャケットを付けることもお忘れなく!
命あっての遊び、自然あっての遊びですから最低限のマナーやルールは覚えてから楽しみましょう(^^♪