二十四節気の大寒の末候にあたり、1月30日~2月3日ごろ、季節は晩冬。
乳と書いて、「とやにつく」と読みます。
春の気配を感じた鶏(にわとり)が卵を産む時候(じこう:四季折々の気候)です。
鶏始乳は、「鶏が卵を産み始める」という意味。
鶏の産卵期は春から初夏にかけて、卵はその時期にしか手に入らない貴重品…というのは昔の話で、今では鶏卵農業が発展して、一年を通してスーパーなどで容易に入手できます。
そのうえ、世界の多くの地域で加熱調理して食用とされているのに、日本では生食が可能(^^♪
TKG(たまごかけごはん)は日本だけ、新鮮で清潔に管理されているから可能なんですね。
個人的には卵アレルギー(40歳を過ぎたころから)で、二つ以上食べると、全身に蕁麻疹が発生、体長が悪いと、一つでもNGです(T_T)
なので、ラーメン屋さんでも煮卵や味玉はトッピングしません。
鶏卵は一般的には生が「卵」で調理されたものは「玉子」と呼ばれます。
鶏卵は栄養価が高く、特に良質な動物性タンパク質(蛋白質)を豊富に含み、卵黄にはビタミンA、ビタミンD、ビタミンEや、リン、鉄、亜鉛や銅といったミネラルが含まれています。
日本の採卵用に飼育される鶏種で最も一般的なものは「白色レグホン」という種の様で、ひなの雌雄鑑別の際に、雄は卵を産まないので処分されるそうです。
日本の採卵養鶏場では約90%以上が卵を衛生的、かつ集約的に生産できるよう、「バタリーケージ」で飼育されることが多いそうで、バタリーケージ飼育とは、巣や砂場や止まり木のない、1羽あたりの面積の狭いケージの中で、鶏を飼育する方法なのだそうです。
一般的に食用とする鳥類の卵は国・地域によって異なり、カモ、ガチョウ、ダチョウ、カモメ、ホロホロチョウ、キジ科、エミューなど様々。
日本国内では鶏卵の日付等表示マニュアルというのがあり、次のことが記載されています。
・鶏卵の生食できる期限(冷蔵庫での保存期間を加えた日数)は、10℃57日間、24℃22日間
・卵の賞味期限は、夏期(7~9月)が産卵後16日以内、春秋期(4~6月、10~11月)が産卵後25日以内、冬季(12~3月)が産卵後57日以内
実際の商品表示は、実状はパック事業者と量販店、バイヤーの話し合いで決めているそうで、パック後2週間(14日)程度を年間を通して賞味期限としている所が多く、より安全かつ美味しく食べたいという場合には、夏期7日間、冬期21日が目安とされているそうです。
日本に生まれて良かった~って思います。
日本の食品管理は非常に高度な技術と規制の上に成り立っていますから、安心できますよね。
そうはいっても、個人的には廃棄食糧が多いことに少し憤りを感じますけど…コンビニやスーパーのお弁当とかね。
TKGや天津飯、親子丼…食べたいな~でも、蕁麻疹が痒いから…。
主にアレルギーの原因となる物質は卵白中に含まれるたんぱく質の約11%を構成するオヴォムコイドという物質が原因らしく、そのため鶏卵アレルギーであっても卵黄のみであれば食べられることがあるといいます。
またオヴォムコイドは加熱によって変質するため、加熱された卵料理であれば卵アレルギーがあっても食べられる人もいるそうで、私みたいな体質の人なんですね、限度はありますけど。
ソロキャンのために購入したよ(^^♪