二十四節気の大寒の初候にあたり、1月20日~1月24日ごろに相当、季節は晩冬。
款冬華は、「蕗の薹(ふきのとう)が蕾を出す」などといった意味で、晩冬は冬の終わり、陰暦12月の異名。
冬に黄色い花を咲かせるので「冬黄(ふゆき)」と呼ばれ、それがつまって「フキ」になったというのが由来の様です。
この時期に、蕗の薹が野山や道端など、日当たりの良い場所に自生して、春一番に最も早く食べられる山菜。
天ぷらが有名で、独自の香りとほろ苦さがたまらないですね。
天ぷらそばの具にしたり、塩をちょっとつけて日本酒の肴にしたり…酢味噌で頂くのも美味しいです(^^♪
それに、蕗の薹は咳止め・咳痰・健胃・浄血・毒消しなどの薬効があることが知られていて、薬用としても用いられています。
少し話はそれますが、款冬華の「款冬(かんとう)」というのは、「つわぶき(槖吾)」の異名です。
ツワブキは、キク科ツワブキ属に属する常緑多年草で、海岸近くの岩場などに生え、初冬に黄色い花を咲かせます。
葉柄は食用になり、観賞用に庭園に植えられることもあり、同じキク科のフキとよく似ていますが、フキは、秋になると葉が落ちる夏緑性の草であり、常に緑の葉をつけているツワブキとは別属の植物です。
ツワブキはフキと違って、葉がつやつやしているのでフキと区別できますが、食用として同じように葉を天ぷらにしたり、奄美料理では塩蔵した骨付き豚肉とともに煮る年越しの料理の具に欠かせず、沖縄県でも豚骨とともに煮物にして食べるそうですが、ツワブキもフキも灰汁抜きしないと食べられませんけど。
民間薬として、のどの腫れ、おでき、切り傷、打撲や火傷に用いられるみたいです。
大寒の初候…晩冬とはいえ、寒さが厳しいのは代わりません。
シベリアからのカンパの影響で、日本海側は大雪だったりと大変ですね、それに反して本来なら、雪化粧で白いはずの富士山なのですが、12月下旬にもかかわらず雪がほとんど積もっていない、年が明けても雪が積もっていない?
SNSや報道ではでは、「火山活動が原因か」「地震の前兆か」なんてありますが、それほど珍しいことではないのです。
単純に、山梨県・静岡県(富士山周辺)で降雨量が少ないことが原因です。
日本気象協会によると、11月以降、太平洋側の地域で降った雨が極端に少なかったと発表したくらいですから、降水量が少ないんですね。
周りの山々には雪が降るのに…といって南アルプスや、北アルプスと比べる人もいますが関係はありません。
もっとも、この季節に富士山が白くないというのは違和感を感じるのはありますけど…厳寒のサーフから見える富士山が夏場のように雪がないなんて、見た目だけだと違和感ありますね。
まあ、それでも昨年の7月には降水量が多くて、精進湖の水位が上がって、9年ぶりに「赤池」が出現したとか、ここ最近は小笠原諸島の地震が続いているとかSNSの話題になっているので何ともいえませんけど。
確かに地震や噴火ということを考えると、富士山は、江戸期1707年の宝永大噴火から300年余り経ちますし、活火山ですから…噴火する可能性も、それによる大地震も?
昨年からの新型コロナウィルス感染で大きなダメージを受けている日本、そこに富士山が噴火したら…関東は、首都圏は相当の被害が出るでしょうね、「日本沈没」という映画を思い出させます。
最近、ひそかにサバイバルグッズをAmazonでポチっているのは、ここだけの話しです!